『THE突破ファイル』は、再現ドラマとスタジオトークが絶妙に融合したバラエティ番組。
そんな番組に欠かせない存在が、お笑い芸人たちです。
EXITの兼近、吉住、宮下草薙の草薙をはじめとする芸人たちは、スタジオでも再現VTRでも持ち味を発揮し、笑いと感動を生む“演技力のある芸人”として注目を集めています。
この記事では、彼らがどんな企画に出演し、どんな演技スタイルやキャラクターを見せているのかを詳しく解説します。
- 突破ファイルに出演する芸人たちの代表的な企画と役柄
- EXIT兼近・吉住・草薙が演じるキャラと演技の魅力
- 芸人ならではの“間”や“空気感”が活かされた再現ドラマの魅力
スタジオと再現ドラマを彩る突破芸人たち
『突破ファイル』では、多くの芸人たちがスタジオトークだけでなく、再現ドラマの中でも“俳優”として存在感を発揮しています。
ここでは特に、近年の放送回で注目を集めているEXIT兼近、吉住、草薙航基の3名をピックアップし、それぞれの役柄や演技の特徴を紹介していきます。
単なるバラエティ要員ではない、“芸人俳優”としての真価にご注目ください。
EXIT兼近:チャラ男キャラからの“ギャップ熱演”が人気
チャラ男キャラで知られるEXIT兼近さんは、スタジオでは自由奔放なボケで笑いを取る一方、再現ドラマでは「チャラいけどカッコいい警官」という役柄で人気を集めています。
特に2019年放送の銀行強盗エピソードでは、最初はふざけていた兼近警官が犯人逮捕に向けて真剣になるシーンに視聴者が大興奮。
“チャラさ”と“キメ顔”のギャップ演技が「突破ファイルならではの醍醐味」と評判になりました。
ペコパ松陰寺さんとのコンビで先輩後輩の刑事を演じた回では、芸人同士の掛け合いが自然で、まるでコントとドラマの中間のような仕上がりに。
吉住:冷静Gメン役で淡々と鋭くボケる独自スタイル
吉住さんは、ピン芸人らしい“間”と“テンポ”を活かし、「突破Gメン」シリーズで万引きGメンの先輩役を務めています。
相方役のかが屋・加賀翔さんとのやり取りは、シリアスなシーンでもクスっと笑える絶妙な空気感が魅力。
たとえば高校生の万引き犯が「盗んだ品を一瞬で隠す」手口を使った回では、吉住さんの一言ツッコミが視聴者の笑いをさらいました。
独特の淡々としたボケ方が、再現ドラマ内でもしっかり活かされており、スタジオとのギャップも話題です。
草薙航基:気弱なバイトからの奮起が視聴者を泣かせる
草薙航基さんが主演する「草薙バイト」シリーズは、本人のネガティブキャラを前面に押し出した人気再現ドラマ企画です。
毎回、気弱なアルバイトがトラブルに巻き込まれながらも、最後は勇気を出して人命救助や問題解決に奮闘するストーリーが展開。
引っ越し屋編やコンビニ編では、震えながらも「逃げられない…助けなきゃ…!」と決意する姿がSNSでバズりました。
演技中の“情けなさ”からの“奮起”という落差が、視聴者の胸を打つのです。
この3人の芸人たちは、それぞれ全く異なるキャラと演技の方向性を持ちながらも、再現ドラマの中で確かな役割を果たしており、番組の「笑って泣ける」世界観を支えています。
その他の芸人たちも大活躍!コンビ芸や体当たり演技に注目
『突破ファイル』では、EXITや草薙・吉住以外にも多くの芸人が出演し、それぞれの持ち味を発揮しています。
スタジオの解答者としてだけでなく、再現ドラマの“主演級”として登場することもあり、芸人ならではの空気感やツッコミのテンポが物語の面白さを支えています。
ここでは、特に印象に残る芸人たちの出演スタイルや演技ポイントを取り上げます。
サンドウィッチマンの安定感とボケツッコミのバランス
番組の顔ともいえるサンドウィッチマン(伊達みきお・富澤たけし)は、スタジオ解答者として毎回登場。
伊達さんの鋭いツッコミと、富澤さんの天然ボケが絶妙で、司会の内村光良さんとの掛け合いも含めて“安定感のある笑い”を提供しています。
再現ドラマにはあまり登場しないものの、コメントのタイミングや的確な一言で番組全体のテンポを支えており、「スタジオにサンドがいると安心する」と言われる存在です。
マヂカルラブリー・錦鯉など、人気芸人も多数登場
マヂカルラブリーや錦鯉といった現在の“売れっ子芸人”たちも、近年スタジオメンバーとして参加。
VTR内の謎解きに対して斜め上のボケ回答を連発し、内村さんや伊達さんから鋭くツッコまれるのが恒例となっています。
とくに野田クリスタルさんの奇抜な発言や、錦鯉の長谷川さんの天然ぶりがSNSでも話題になり、芸人としての新たな一面を見せる場にもなっています。
チョコレートプラネットやココリコも再現ドラマで存在感
再現ドラマにも本気で取り組む芸人として忘れてはならないのが、チョコプラとココリコの2組。
特に「狭小住宅スペシャル」では、チョコプラが“海パン刑事”として体を張った演技と推理を披露し、「再現ドラマの中にギャグを自然に溶け込ませる」スキルが高く評価されています。
ココリコの遠藤章造さん・田中直樹さんは消防隊員役で真剣な演技を見せつつ、随所でコミカルなやり取りを差し込むなど、バラエティとシリアスの絶妙なバランスを体現していました。
このように、突破ファイルは「芸人が演じるドラマ番組」としても高く評価されており、笑いと感動が同時に味わえる唯一無二のバラエティとなっています。
“演じる芸人”の魅力と突破ファイルならではの見せ場
『突破ファイル』が他のバラエティと一線を画すポイントは、芸人たちが“演じる力”で物語に深みを与えている点にあります。
スタジオのコメントだけでなく、再現ドラマにおいても本格的な演技が求められる中で、芸人たちはそれぞれの芸風を活かしながらキャラクターを作り込んでいます。
ここでは、“ネタと演技”の間で魅せる芸人たちの持ち味を掘り下げます。
ネタとのギャップが魅力:芸人たちの演技が新しいファンを生む
EXIT兼近さんのように、チャラいキャラでボケをかましつつ、要所でビシッと決める姿に、「かっこいい」「ギャップにやられた」とファンになる視聴者が続出。
一方、草薙さんのように普段のネガティブキャラをそのまま活かして、勇気を振り絞る瞬間を演じるスタイルにも共感が集まっています。
芸人=面白いだけ、ではない。演技で心を動かす力を秘めていることが、この番組を通じて証明されているのです。
ツッコミ・間・空気感…演技に活きる“笑いの技術”
芸人たちはもともと、舞台で観客の“間”や“空気”を読んでネタを展開するプロ。
そのスキルは再現ドラマにおいても発揮されており、たとえば吉住さんの“ボソッとしたツッコミ”や“意図的な無表情”などは、コントではなくリアルドラマでも通用する表現力として高く評価されています。
演技の中でも「どこで笑わせるか」「どこで感情を抑えるか」といった調整力において、芸人ならではの強みが活きているのです。
『突破ファイル』では、こうした芸人の“第二の顔”とも言える演技力が全面に押し出されており、演者としての新たな魅力に気づくきっかけになっています。
単なるバラエティではなく、「役者としての芸人」が見られる場所――それが突破ファイルの最大の見どころと言えるでしょう。
“笑わせる人”が“泣かせる人”になる瞬間って、すごくない?
『突破ファイル』を見ていて何度か、「あれ、この人ってこんな顔するんだ…」って驚いたこと、ありませんか?
それは、普段お笑い番組で見てる芸人さんたちが、本気で人を救おうとする役を演じていたり、犯人を前にして真剣なまなざしを向けていたりする瞬間。
“笑わせる”ことが仕事の人たちが、視聴者の心にぐっと迫ってくる――そんな感情のギャップに、つい見入ってしまうんですよね。
チャラいけど本気、気弱だけどヒーロー――そのギャップが刺さる
EXIT兼近さんの“チャラ警官”や草薙さんの“びびりバイト”って、最初はコミカルで「またふざけてる〜」って笑えるんです。
でもそのキャラが、物語の後半で急にスイッチが入ったように真剣になる。
それって実は、私たちの日常にも近い感覚だと思いませんか?
「普段頼りなさそうな同僚が、いざという時に一番冷静だった」とか、「あの子がこんなに頑張ってたんだ…」みたいな。
人の“裏側”が見える瞬間って、グッとくるんですよね。
芸人って、人間のリアルを一番知ってるのかもしれない
芸人さんって、普段から“空気を読む”ことにめちゃくちゃ敏感です。
だからこそ、再現ドラマの中でも、ただセリフを言うんじゃなくて、その場の感情や雰囲気を自然に出せる。
吉住さんが無言で視線を向けるだけで空気が変わったり、草薙さんが一言つぶやくだけで涙が出そうになったり。
それはきっと、“人を笑わせる”という仕事をしているからこそ、逆に“人の感情”に一番敏感なんじゃないかと感じるんです。
『突破ファイル』って、芸人をただの賑やかしにせず、“人間のドラマ”の中にちゃんと立たせてくれる番組なんですよね。
だから、笑ってるだけじゃなくて、見てるこっちも自然と心が動かされるのかもしれません。
突破ファイル出演芸人の演技傾向まとめ
『突破ファイル』に出演する芸人たちは、ただ笑いを提供するだけでなく、ドラマ性のある演技を通じて視聴者の心を動かす存在となっています。
それぞれの芸風を活かしながらも、再現ドラマの“俳優”としての役割を果たす彼らの演技には、ジャンルを超えた魅力が詰まっています。
- EXIT兼近:チャラいけれど決めるところはビシッと決める、ギャップ演技が武器。
- 吉住:淡々としたトーンと独特の間で、再現V内でもじわじわ笑いを取る。
- 草薙航基:気弱なキャラから一転、いざという時に立ち上がる“奮起型演技”が胸を打つ。
- チョコプラ・ココリコ:体を張ったギャグとシリアスを行き来する演技力の幅。
- サンドウィッチマン:スタジオを支える安定したボケ・ツッコミのリズムで場を整える。
演技経験がなくても、芸人たちは“間”“空気感”“言葉選び”といった笑いの技術を武器に、十分すぎるほどの表現力を見せてくれます。
番組側も「芸人だからこそ出せる空気」をうまく活かしており、笑えて、ハラハラできて、最後にちょっと泣ける――そんな“突破ファイルらしさ”を作り上げています。
これからも新たな芸人が登場し、それぞれの持ち味で視聴者を楽しませてくれることでしょう。
単なるバラエティを超えた、“芸人が主役になれる”舞台としての突破ファイルに、今後も注目です。
- 突破ファイルに出演する芸人の活躍と演技に注目
- EXIT兼近は“チャラ警官”のギャップ演技で人気
- 吉住は淡々とした演技でミステリー系再現ドラマに貢献
- 草薙は“気弱キャラからの奮起”で感動を誘う
- チョコプラやココリコも体当たりでドラマを盛り上げる
- 芸人の間や空気感がリアルな演技に活かされている
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