相棒 相棒20 第14話『ディアボロス』ネタバレ感想 悪魔は誰か、それとも愛の形だったのか
「ディアボロス(悪魔)」という言葉が、こんなにも静かに、そして美しく響く回があっただろうか。相棒season20第14話『ディアボロス』。フラワーアーティスト・氷室聖矢(渡部豪太)を中心に、芸術と狂気、そして“悪魔のような献身”が交錯する。右京と冠城が追うのは、連続して婚約者を失った男の悲劇。だがその裏で蠢いていたのは、人の才能を咲かせようとする歪んだ愛――まさに“創造と破壊の神話”だった。脚本は岩下悠子。13年ぶりに戻ってきた作家の筆が描くのは、「正義よりも、美のために人がどこまで堕ちられるか」という問いだ。
