ドラマ「40までにしたい10のこと」のロケ地を巡りたい方へ。
この記事では、雀と慶司が歩いた会社や商店街、水族館など、物語に登場する主要な撮影ロケ地を10のスポットに絞ってご紹介します。
感情の揺らぎよりも、訪問者として知りたい「正確な住所」「アクセス」「どのシーンに登場したか」を丁寧にまとめました。
- ドラマに登場した全10ヶ所のロケ地情報
- ロケ地ごとの住所・アクセス・営業時間を正確に掲載
- 作品の世界を実際に体験できる巡礼ガイド
47ホールディングス株式会社 東京オフィス(主人公の職場)
物語の中心となる職場シーンに登場するのが、47ホールディングス株式会社 東京オフィスです。
実際の企業をそのまま使用したことで、ドラマにリアリティと現代的な空気感が加わっています。
登場人物たちが日々を過ごす“仕事場”の空間が、作品全体の質感を底上げしています。
ロケで使われたオフィス
ドラマ『40までにしたい10のこと』において、風間俊介さん演じる十条雀と、庄司浩平さん演じる田中慶司が勤める職場として登場するのが、「47ホールディングス株式会社 東京オフィス」です。
実際に撮影が行われたのは、東京都渋谷区にある「フジキカイ広尾ビル」の6階および7階部分に構える実在企業のオフィスです。
「47ホールディングス株式会社」は、オフィスの空間設計や内装コンサルティング、家具のEC販売まで手がけるワークプレイス専門企業で、現代の働き方に即した空間提案を行っています。
ドラマでは、打ち合わせのシーンや社内ですれ違う一瞬の表情などが、このビルの中で丁寧に描かれていました。
物語の中で“仕事”が単なる背景ではなく、人生を考えるひとつの場であるように描かれているぶん、このロケ地のリアルさが作品の説得力を支えているようにも感じます。
住所・アクセス情報
住所:〒150-0012 東京都渋谷区広尾1丁目13−1 フジキカイ広尾ビル 6F・7F
アクセス:JR各線・東京メトロ日比谷線「恵比寿駅」から徒歩5分
最寄りの恵比寿駅からは、ガーデンプレイス方面とは逆側に出て、明治通りを北へ進むと比較的すぐに到着します。
渋谷と広尾の中間に位置するこのエリアは、ビジネスと住宅街のバランスが取れた静かな環境で、落ち着いた企業イメージとリンクするロケ地としても選ばれたのかもしれません。
訪問の際はオフィスビルのため、内部への立ち入りは不可ですが、外観や周辺を歩くことで、作品の空気感を感じ取ることができます。
実際に足を運ぶと、作品の中で登場人物たちが交わした「日常の何気ない会話」や「すれ違いの時間」を、少しだけ追体験できるかもしれません。
天王洲セントラルタワー(会社外観)
ドラマの舞台としてリアリティを演出する上で、建物の外観はとても重要な存在です。
『40までにしたい10のこと』に登場する会社の“顔”として使用されたのが、天王洲セントラルタワーです。
都会的な洗練さと静けさを併せ持つこの場所は、作品のトーンとも見事に調和しています。
第1話以降のビル外観シーン
ドラマでは、主人公たちが働く「47ホールディングス」のビル外観として、天王洲セントラルタワーが使われています。
高層ガラス張りの建物が印象的で、出勤や退勤のシーン、また電話で誰かと話す場面など、ビルを背景にしたカットが複数登場します。
登場人物たちの“都会で働く30代後半”という立ち位置を強く印象づけるビジュアルとして、シンボリックな効果を発揮しているロケ地です。
とくに1話冒頭の通勤シーンでは、朝の光を受けて輝くこのビルが画面に映り、物語の世界観を引き締めています。
映像としては一瞬ですが、その一瞬に“生活の質感”を閉じ込めるのがロケ地の力。天王洲という土地柄も含めて、選定の理由が感じられる場所です。
駅からの行き方と目印
住所:〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目2−24
アクセス:東京モノレール「天王洲アイル駅」中央口改札から徒歩5分
東京モノレールの「天王洲アイル駅」からは、駅直結のデッキを使うとビルまでは迷わずたどり着けます。
地上27階・地下2階建てという規模感を誇り、品川・港南エリアでも代表的なオフィスビルのひとつとして知られています。
また、運河沿いの落ち着いた街並みと、オフィス街の整然とした空気が混ざり合う独特のエリアでもあり、昼と夜で異なる表情を見せてくれます。
周辺にはカフェやレストラン、アート施設も点在しているので、ロケ地巡りと合わせて散策してみるのもおすすめです。
注意点:オフィスビルにつき、内部への立ち入りは制限されています。写真撮影をする際も、通行やビジネスの妨げにならないよう配慮を忘れずに。
プロムナードお花茶屋(お花茶屋商店街)
ドラマの空気感を優しく包む背景として、印象的に登場するのが「お花茶屋商店街」です。
主人公たちが通勤の途中にふと立ち寄ったり、ふとした会話を交わしたりする“日常”の風景が、この場所には広がっています。
生活と物語が交差するこの商店街は、作品にぬくもりを与える大切なロケ地のひとつです。
通勤シーンや商店街散策で登場
「プロムナードお花茶屋」は、ドラマ『40までにしたい10のこと』で雀の通勤経路としてたびたび登場します。
第1話ではパン屋「muベーカリー」に立ち寄るシーン、第3話では惣菜店「カネダイチ商店」で挨拶を交わす場面など、この商店街が舞台となるシーンが複数存在します。
レンガ敷きのまっすぐな通りと、その両脇に軒を連ねる小さなお店たち。
派手ではないけれど、そこにある生活の匂いや、人と人との距離感が、ドラマの“リアル”をじわりと浮かび上がらせています。
特に印象的だったのは、第3話の朝の風景。
雀がいつものように通りを歩き、水を撒く店員さんに「おはようございます」と声をかけるシーンに、東京の中の“昔ながらの人情”を感じた方も多いのではないでしょうか。
商店街の雰囲気と営業時間など
住所:〒124-0003 東京都葛飾区お花茶屋1丁目16−10(代表地点)
アクセス:京成本線「お花茶屋駅」北口から徒歩約4分
この商店街は「共栄学園中学校・高校」付近まで続く直線的なつくりで、全長約300メートル。
歩行者天国の時間帯は15:00〜19:00と決まっており、その間は安心して散策ができます。
スーパー、ベーカリー、惣菜店、クリーニング店など生活に根ざしたお店が並び、観光地としてではなく“地元の暮らし”を味わえるスポットとして存在感を放っています。
ロケ地巡りとして訪れる際には、撮影で登場した店舗は通常営業中であることを考慮し、買い物や挨拶を通じて地域との接点を大切にすると良いでしょう。
「muベーカリー」や「カネダイチ商店」など、作品に登場した店の前を歩くだけでも、ふとしたシーンがよみがえるはずです。
東京の中で、こんなにも人の気配を感じられる場所がある。
そんな気づきをくれるロケ地、それが「プロムナードお花茶屋」です。
muベーカリー(菓子パン屋/第1話)
忙しい朝や仕事帰りに、ふと立ち寄るパン屋さんには、その人の生活がにじみ出るものです。
第1話で十条雀が寄った「muベーカリー」は、そんな日常のひとこまを丁寧に描き出してくれる場所として登場しました。
実在するこのお店も、ドラマの温度感と見事に重なり合うロケ地です。
雀が立ち寄ったパン屋のロケ地
muベーカリーは、ドラマ第1話で風間俊介さん演じる十条雀が仕事帰りにパンを買うシーンで使用されました。
あの何気ない「お疲れさまです」の一言と、パンを選ぶ後ろ姿に、疲れと安堵が同居するようなリアリティが漂っていたのが印象的でした。
muベーカリーは実際に営業している人気のベーカリーで、2022年6月にオープンした比較的新しい店舗です。
地元・葛飾区お花茶屋の商店街に店を構えており、店主はパン職人歴20年以上というベテラン。
ドラマの中でも、ショーケースに並ぶパンの美しさがしっかり映し出されており、見るだけで香ばしい香りが漂ってきそうな映像でした。
また、muベーカリーは前セクションで紹介した「プロムナードお花茶屋」の中に位置しており、他のロケ地と合わせて訪れるのにも便利です。
店舗情報・アクセス
住所:〒124-0003 東京都葛飾区お花茶屋1丁目27−1
アクセス:京成本線「お花茶屋駅」出口1より徒歩3分
営業時間:8:00~19:30
定休日:火曜日、第2・第4水曜日
店頭には、国産小麦と天然酵母にこだわった食パンや惣菜パン、創作パン、スイーツパンなどが並びます。
特に地元の子どもたちに人気なのが、動物をモチーフにした可愛いパン。
店の前にはイートインスペースなどはありませんが、近くの公園やベンチで食べるスタイルを楽しむ方も多く見かけます。
ロケ地巡りをする際には、混雑する時間帯(朝・夕方)を避けての訪問がおすすめです。
作品に登場したパンが何だったのか、あえて答えを出さずに選ぶのも、ひとつの“再現体験”になるかもしれません。
テレビの向こうにあった風景が、ここでは現実として目の前に現れます。
muベーカリーは、そんな小さな“感情の居場所”をくれるロケ地です。
京出汁おでん・青森地鶏 酒場634 新橋店(居酒屋シーン)
仕事帰りにふと集まる場所、何気ない言葉が本音に変わる空間。
そんな“夜の会話”のリアルを描いたシーンで登場したのが、この居酒屋「酒場634 新橋店」です。
おでんの湯気とねぶたのお面が、シーンに温度を加えてくれる印象的なロケ地でした。
会社の飲み会シーンの舞台
この居酒屋が登場したのは、第1話。
十条雀(風間俊介)と田中慶司(庄司浩平)が、同僚たちと飲み会をしていたシーンで使用されています。
実際のロケ地は「京出汁おでん・青森地鶏 酒場634 新橋店」で、地下にある隠れ家的なお店です。
ドラマ内では、円卓を囲んで笑ったり、ふと真顔になったりする一連のやり取りが印象的でした。
和の雰囲気に包まれた空間は、会社の打ち上げや小規模な集まりにぴったりなサイズ感。
会話が自然と交差していく“場所としての空気感”が、非常に丁寧に撮られていたことが記憶に残ります。
地図・最寄駅情報
住所:〒105-0004 東京都港区新橋2丁目11−1 メナー新橋ビル B1F
アクセス:JR「新橋駅」日比谷口から徒歩3分
営業時間:月〜木:17:00〜23:30/金:17:00〜翌2:00/土日祝:15:00〜23:30
このお店は、新橋駅の喧騒から少し離れた路地にあり、地下へ降りる階段の入口が目印です。
入店するとまず目に入るのが、青森ねぶたのお面。
この意匠が、ドラマの中でも「和の空気感」と「距離の近さ」を象徴的に演出していました。
料理は、京出汁のあっさりしたおでんと、青森地鶏シャモロックの炭火焼きが看板メニュー。
夜遅くまで営業しているため、ドラマファン同士での語り合いや、しっとりした一人飲みにも適した場所です。
ロケ地巡りとして訪れる際は、予約をしてからの来店がおすすめ。
ドラマの“飲み会シーン”を再現するような気持ちで、同じ料理を頼んでみるのも粋な楽しみ方です。
きっと、テレビ越しに感じた“距離の縮まり方”が、ここでもう一度体験できるはずです。
RIC TOKYO(カフェ/第2話)
日常の中にある“少し特別な待ち合わせ場所”として登場したのが、新橋のカフェ「RIC TOKYO」です。
第2話では、田中慶司が双子の姉と静かに話をする場所として使われ、カフェという空間が感情を沈める舞台装置として機能していました。
実際に営業しているこのお店も、心地よい距離感で迎えてくれるスポットです。
慶司が双子の姉と待ち合わせしたカフェ
「RIC TOKYO」は、ドラマ『40までにしたい10のこと』第2話で登場。
田中慶司(庄司浩平)が、双子の姉と落ち着いて話すために訪れたカフェとして使用されています。
劇中では、2人がテーブル越しに向き合い、言葉少なに過ごすシーンが印象的でした。
照明の柔らかさ、テーブル間の余白、カップの湯気。
感情が交わらない沈黙さえも、心地よく映る演出に、このカフェの空気がぴったり合っていました。
ハワイ発のライオンコーヒーを提供するこのお店は、エスニックなテイストと現代的なカジュアルさが混ざり合った雰囲気です。
華美すぎず、でも“非日常”がちゃんと香る——そんな空間づくりが、このシーンを成立させていたのだと思います。
店の特徴と営業時間
住所:〒105-0004 東京都港区新橋4丁目26−8
アクセス:JR「新橋駅」日比谷口から徒歩7分
営業時間:月~金:7:00~18:00/土:8:00~15:00(定休日:日曜・祝日)
店内では、ハワイNo.1の「ライオンコーヒー」が味わえるほか、ワッフルサンドやカラフルなスイーツも人気です。
2021年12月に新橋にオープンした東京初店舗であり、“虹とアイランド”をテーマにした彩りあるカフェとしても知られています。
テーブル席・カウンター席のほか、窓際には一人でのんびり過ごせるソロスペースも用意されています。
劇中で描かれたように、何かを伝えたくて、でもうまく言葉にできない。
そんな心の揺れを静かに包むような空間を、この店は提供してくれます。
ロケ地巡りとして訪れるなら、午前中から昼過ぎまでの時間帯が狙い目。
平日はビジネスマン、土曜はカフェ好きの来店が多いため、ゆっくりしたい方は開店直後の訪問がおすすめです。
カフェで味わう一杯のコーヒーが、ドラマのワンシーンと重なる瞬間をくれるかもしれません。
ビックカメラ 池袋本店(家電量販店/第2話)
何気ない買い物も、誰かと一緒なら特別な時間になる。
第2話で十条雀と田中慶司が訪れたビックカメラ 池袋本店は、そんな“日常のかけら”を映し出すシーンで使われました。
実際の店舗も、都内最大級の規模を誇るスポットとして知られており、ロケ地巡りにも最適です。
たこ焼き器を買った売場シーン
『40までにしたい10のこと』第2話では、雀と慶司がたこ焼き器を購入するシーンが描かれました。
このシーンの撮影に使用されたのが、「ビックカメラ 池袋本店」のキッチン家電売場です。
慣れない家電選びに、少し戸惑いながらも、どこか楽しそうに見える2人。
言葉にしないやりとりの中に、関係性の変化を感じさせる演出が印象的でした。
店内の通路、陳列棚、商品POPなど、実際の売場の様子がそのまま使われていたため、現地を訪れればあの時の視線や立ち位置が自然と思い出されるはずです。
特別ではない“買い物”の時間が、こうして作品のひとコマになる——。
それを可能にしたのが、リアルな店舗の空気感でした。
アクセスと店舗概要
住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目41−5 池袋興和ビル
アクセス:JR・私鉄各線「池袋駅」東口から徒歩1分
営業時間:10:00〜22:00
ビックカメラ 池袋本店は、地下1階から地上8階まである巨大店舗で、フロアごとにジャンルが明確に分かれています。
キッチン家電は4階に設置されており、たこ焼き器、ホットプレート、電子レンジなどが豊富に揃っています。
池袋駅からのアクセスも抜群で、駅前の大型ビジョンが目印。
ロケ地巡りの合間に立ち寄るだけでなく、実際に同じ商品を手に取ってみるのも、ちょっとした再現体験になります。
ドラマを見て「たこ焼きパーティーしたくなった」という方にはぴったりの立ち寄りスポットかもしれません。
注意点:店内での撮影は他の来店者の迷惑にならないよう配慮を。
エスカレーターの途中や展示棚の前など、あの“さりげない立ち位置”にそっと立ってみるだけでも、物語の中に入り込んだような感覚が味わえるはずです。
手づくり惣菜 カネダイチ商店(第3話)
いつも同じ時間に同じ道を通る——そんな日常の中にある出会いや挨拶こそが、その人の暮らしの“核”だったりする。
第3話で十条雀が朝の通勤途中に立ち寄るような形で登場した「カネダイチ商店」は、まさに“生活感”を映すロケ地です。
惣菜の香りが漂うこの店の前で交わされた、短い会話と視線のやりとりが、作品に優しさを添えています。
雀が通勤途中で挨拶したお店
「手づくり惣菜 カネダイチ商店」が登場したのは、第3話の朝のシーン。
主人公・雀が通勤中に、水を撒いている店員さんに「おはようございます」と声をかけるごく短い場面です。
けれどそのワンカットには、彼の暮らしのリズムと、地域との小さなつながりがにじみ出ていました。
物語のストーリーとは直接関係のないこのような描写こそが、「この人たちは、ちゃんと“生きてる”」と感じさせてくれるのです。
実際の店舗も、地元に根ざした人気の惣菜屋。
看板や店構えもそのまま映されており、劇中に登場した場面と重ね合わせやすいロケ地です。
店舗の特色と場所の詳細
住所:〒124-0003 東京都葛飾区お花茶屋1丁目12−9
アクセス:京成本線「お花茶屋駅」出口1から徒歩3分
営業時間:10:30~19:00
定休日:日曜日、月2回不定休あり
「カネダイチ商店」は、煮物や揚げ物などの惣菜を中心に、1日30品目以上を手づくりしている老舗の人気店です。
素材は国産にこだわり、保存料・合成着色料を使わない家庭的な味わいで、地元の人々に愛されています。
朝の開店準備中に店頭に立つスタッフの姿も、劇中の“いつもの風景”として自然に映っていたのが印象的でした。
実際に訪れる際は、開店前の準備時間帯や、夕方の混雑時を避けると落ち着いて雰囲気を味わえます。
劇中でのやり取りを思い出しながら、実際に惣菜を1つ買ってみるのも、ロケ地巡りの楽しみ方のひとつです。
飲食店としての営業を妨げないよう、節度ある振る舞いを心がけましょう。
東京という大都市の中で、こうした“顔が見える商い”が残る場所に触れることで、作品の背景がより深く感じられるはずです。
それはただのロケ地巡りではなく、「この町にあの人が本当にいたのかもしれない」と思わせてくれる体験になるでしょう。
横浜・八景島シーパラダイス(水族館/第3話)
海の音、揺れる光、透きとおる水槽——。
第3話で十条雀と田中慶司が訪れた「横浜・八景島シーパラダイス」は、心が少しずつほぐれていく時間を丁寧に描いた名シーンの舞台です。
ドラマファンならずとも、そのロケーションの豊かさと没入感には思わず息をのむはずです。
デートシーンのロケ地説明
八景島シーパラダイスが登場するのは、第3話の中盤。
雀と慶司が、水族館でふとした距離感を保ちながらも心を寄せ合っていく描写に、この場所の静けさと広さがぴったりと合っていました。
劇中では、館内をゆったりと歩いたり、アトラクションに乗ったり、クレープを食べたりと、一日を通して過ごす2人の空気が繊細に描かれています。
水槽を前にして言葉が少なくなる瞬間や、アトラクションで笑顔が弾ける瞬間。
そのどれもが、八景島の景観と施設のスケールによって成立していると言っても過言ではありません。
このロケ地は、ただの“デートスポット”ではなく、人の関係が静かに変わっていく場所として描かれているのがとても印象的でした。
アトラクションとカフェの情報
住所:〒236-0006 神奈川県横浜市金沢区八景島
アクセス:横浜シーサイドライン「八景島駅」から徒歩約10分
営業時間:月~金:10:00~17:00/土日祝:10:00~18:00(※季節により変動)
八景島シーパラダイスは、水族館・遊園地・ショッピング・レストラン・ホテルがそろう日本最大級の海洋レジャー施設です。
ドラマで使用された施設は、以下のとおりです:
- アトラクション「バタフライダー」:2人が最初に乗った屋外ライド
- 「バイキング」:絶叫系アトラクションで距離が縮まった瞬間
- 「バブルシューティング」:雀がひとりで遊んでいたゲーム型乗り物
- 「ぬいぐるみ水族館 YY SHOP」:慶司が雀にスズメのぬいぐるみを買った店
- 「海cafe」:スズメのクレープを手にした思い出のカフェ
また、海を眺めながら話をしていたシーンのベンチや、雨宿りをしたイタリアンレストラン「SEMPLICE」なども島内にあります。
聖地巡礼するなら、朝から丸一日かけて巡るプランがおすすめです。
入場料のかからないエリアもありますが、ドラマに登場したスポットの多くは水族館・アトラクション共通パスでの入園が必要となります。
休日は混雑するため、平日または開園直後の訪問がゆったりと回れるベストタイミング。
あのシーン、あの角度、あの笑顔。
画面越しに見ていた光景のすべてが、自分の足元で再現される場所——それが八景島シーパラダイスです。
海cafe(八景島内カフェ)
軽やかな海風と、ふわりと甘い香りが漂う場所。
「40までにしたい10のこと」第3話で、雀と慶司がクレープを食べたシーンの舞台となったのが、八景島内にある「海cafe」です。
水族館の散策の途中に立ち寄った、何気ない一場面に、2人の関係性がそっとにじみました。
クレープを買った場面の店
「海cafe」が登場するのは、第3話の中盤。
雀が「スズメのクレープ」を手にしたとき、どこか嬉しそうな表情を浮かべていたのが印象的でした。
ロケ地となったこのカフェは、実際に海の生きものをモチーフにしたメニューを提供していることで知られています。
特にクレープやアイスクリーム、ポップでカラフルなドリンク類は、ファミリーやカップルに人気です。
作品の中でも、強い感情のぶつかり合いではなく、共に笑う“間”を共有するような、静かな温もりがこのカフェの空間を通じて表現されていました。
言葉ではなく、ひとくちの甘さや笑顔の余韻が、2人の距離を少しだけ近づけたように感じた方も多いのではないでしょうか。
メニュー・ロケ撮影に協力したエピソード
住所:〒236-0006 神奈川県横浜市金沢区八景島(八景島シーパラダイス内)
アクセス:シーサイドライン「八景島駅」から徒歩10分
営業時間:10:00〜閉園時間まで(季節により変動)
「海cafe」は、八景島シーパラダイス内のマーケットエリアに位置し、水族館からの導線上にあります。
海の生きものをモチーフにした“スズメのクレープ”をはじめ、オリジナルメニューが多数ラインナップ。
季節限定商品や、イベントとのコラボスイーツも展開されることがあり、訪れるたびに新しい発見があるのも魅力です。
ドラマでは明確なメニュー名の提示はありませんが、視聴者の間では「もしかしてこのクレープ…」と話題になったメニューもあり、撮影協力として特別に販売された可能性もささやかれています。
ロケ地巡りで訪れる際には、ぜひ店員さんに「スズメのクレープってありますか?」と聞いてみてください。
※混雑時にはオーダー制限があるため、平日や昼前の時間帯がおすすめです。
どんなに多くを語らなくても、一緒に甘いものを食べる時間が、関係をやわらかくする。
そんな体験を、この「海cafe」は現実にも提供してくれる場所です。
八景島シーパラダイスのアトラクション(バタフライダー/バイキング/バブルシューティング)
ドラマの中で描かれる、何でもない一日。
けれど、その中に散りばめられた「一緒に乗る」「一緒に笑う」「ひとりで過ごす」そんな選択が、静かに人物たちの関係性を映し出していました。
第3話で登場した3つのアトラクションは、物語の節目を彩る“感情の装置”でもありました。
ドラマに登場した各アトラクション
「横浜・八景島シーパラダイス」内のアトラクションエリアには、ドラマで使用された3つの乗り物があります。
- バタフライダー:2人が最初に乗った、蝶をモチーフにした回転型ライド。
- バイキング:高揚感と揺れが象徴的な、大型の船型アトラクション。
- バブルシューティング:雀が一人で挑戦していた、水鉄砲を使ったゲーム型ライド。
順番に乗る中で、2人のテンションの上がり下がり、沈黙の間合い、そして距離感が少しずつ変わっていく様子が繊細に描かれていました。
特に「バイキング」では、スリルに任せて声を出す雀と、それに無邪気に応える慶司の笑顔が、少しずつ崩れていく“心の壁”を象徴していたように感じられます。
アトラクションの名称と内容紹介
場所:横浜・八景島シーパラダイス内「プレジャーランド」エリア
バタフライダー:ゆったりと回転しながら上下に揺れる、海風を感じる屋外アトラクション。小さなお子様でも乗れるのが魅力。
バイキング:最大傾斜65度のスリルライド。海を背にして大きく揺れる動きが特徴で、カップルに人気。
バブルシューティング:的に向かって水鉄砲を発射する参加型のライドゲーム。一人でも楽しめる点が、ドラマでも活かされています。
いずれも追加料金が必要な有料アトラクションですが、フリーパスでの利用が可能です。
営業時間:平日10:00〜17:00/土日祝10:00〜18:00(季節により変動)
混雑時には30〜60分待ちとなる場合があるため、午前中の早い時間帯がおすすめです。
また、施設マップ上で「プレジャーランド」エリアを探すと、3つのアトラクションはすべて半径50メートル以内に集まっているため、効率よく巡ることができます。
ドラマに映っていた“角度”や“背景”を確かめながら、自分の目でその場所を感じてみるのも聖地巡礼の醍醐味。
誰かと一緒に乗ること、一人で乗ってみること、どちらにも意味がある。
そんな視点でこれらのアトラクションを体験すると、また違ったかたちで作品が胸に響いてくるはずです。
まとめ:「40までにしたい10のこと ロケ地」総まとめガイド
ドラマ『40までにしたい10のこと』は、日々の中にある“ふとした瞬間”を丁寧に描いた作品でした。
登場人物たちの感情の変化が、東京の街角や商店街、水族館の光景と自然に重なり合い、観る者の記憶にも優しく残っていきます。
この記事で紹介したロケ地は、そんなドラマの中の時間を、現実世界で追体験できる貴重な場所たちです。
- 47ホールディングス 東京オフィス — 主人公たちの職場。渋谷・広尾エリア。
- 天王洲セントラルタワー — 外観として使用された大規模オフィスビル。
- お花茶屋商店街 — 通勤シーンや人との触れ合いが印象的な下町。
- muベーカリー — パンの香りが思い出に残るロケ地。
- 酒場634 新橋店 — 飲み会のワンシーンを彩った和風居酒屋。
- RIC TOKYO — 会話の“間”が美しかったカフェ空間。
- ビックカメラ池袋本店 — たこ焼き器を選ぶ日常の一コマ。
- カネダイチ商店 — 朝の挨拶がドラマのぬくもりに。
- 八景島シーパラダイス — 関係性が揺らぎ、静かに近づく時間を映した場所。
- 海cafe & 各アトラクション — 甘いひとくちと、笑顔の余韻を演出したロケ地群。
これらの場所を実際に歩くことで、物語の余韻にもう一度浸ることができるのはもちろん、
“自分だったら何を40までにしたいだろう?”と、静かに問い直す時間にもなるはずです。
ロケ地を訪ねるときは、ぜひ周囲への配慮を忘れず、現地の空気にそっと耳をすませてみてください。
きっと、ドラマの中と同じように、“ささやかな感情”が、胸の奥にふっと浮かんでくるはずです。
- ドラマ『40までにしたい10のこと』のロケ地を10ヶ所紹介
- 職場シーンは渋谷の実在企業オフィスで撮影
- 通勤シーンには葛飾区・お花茶屋商店街が登場
- muベーカリーや惣菜店など地元密着型店舗も使用
- 新橋の和風居酒屋での飲み会シーンも印象的
- 水族館デートは横浜・八景島シーパラダイスで収録
- 実際に体験できるアトラクション情報も詳述
- 各ロケ地の住所・アクセス・営業時間を正確に掲載
- 作品の世界観を現地で追体験できるガイドとして有用
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