「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」で描かれる緊迫の捜査現場。ドラマの臨場感を現地で味わいたい人にとって、ロケ地巡礼は格別な体験になります。
この記事では「越中島STビル」「川崎市アパートスタジオ」「蒲田駅」「辰巳の森海浜公園」「うらら大屋根広場」「三浦市カフェ」など、確定&目撃情報のあるスポットを正確にまとめました。
聖地巡礼を計画しているあなたへ。撮影背景のロケ地情報を、アクセスから見どころまで一挙にご案内します。
- 「大追跡」の主要ロケ地6カ所を正確に紹介
- アクセス方法や現地の雰囲気が具体的にわかる
- ロケ地巡礼のマナーや注意点も丁寧に解説
越中島STビル:記者会見と屋上シーンの重要な舞台
「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」の中でも、視聴者の記憶に残る第1話冒頭シーン。
警視庁内での記者会見が行われ、メディアのフラッシュが飛び交うその舞台に使われたのが、東京都江東区にある越中島STビルです。
さらに、伊垣(相葉雅紀)と名波(波瑠)が屋上で対話する緊迫の場面もこのビルで撮影されました。
越中島STビルとはどんな場所?
越中島STビルは、東京都江東区越中島2丁目に位置するオフィスビルで、テレビドラマやCM撮影のロケ地としても知られています。
外観はガラス張りとコンクリートのシンプルな近代建築でありながら、どこか官公庁の建物を思わせる風格があり、架空の警視庁設定にぴったりの佇まいです。
ロケに使用されたのはビルのエントランスホール、会議室フロア、そして屋上です。
特に屋上部分は、視界を遮るものが少なく、都内のスカイラインを背景にキャストの心情を際立たせる場面構成に適しています。
撮影当日は実際にドローン撮影も行われ、都市の緊張感と密室性の両面を併せ持つ演出が成されていました。
アクセス・周辺情報・撮影時のポイント
越中島STビルは、JR京葉線・越中島駅から徒歩5分の立地にあります。
また、東京メトロ東西線・門前仲町駅からも徒歩圏内のため、ロケ地巡りにもアクセスしやすいのが魅力です。
周囲には越中島公園や東京海洋大学などもあり、散策コースとしても落ち着いた雰囲気です。
ただし、ビルは現在も現役のオフィスビルであり、一般の立ち入りは制限されています。
巡礼の際は建物外観のみの見学とし、職場利用者への配慮を忘れないようにしましょう。
なお、このビルは他の刑事ドラマ作品にも多数使用されています。
ロケーション会社の記録によれば、『特捜9』や『警視庁ゼロ係』などでも一部フロアが活用されたことが確認されています。
「大追跡」での使用はその中でも比較的大規模で、エントランスから屋上まで一連のシーンが1つの建物内で完結している点が特徴です。
記者会見のフラッシュ、屋上の風──緊迫した現場の空気感を思い出しながら、この場所に立つと、ドラマが描いたリアリティがふと現実と交錯します。
「あの一言が、始まりだった。」そう感じさせる場所は、まさにこの越中島STビルでした。
川崎市・アパートスタジオ:張り込みと聞き込みのリアルな舞台
「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」の中でも、“張り込みと聞き込み”のシーンは、刑事ドラマの原点ともいえる緊張感を支えています。
その中心となったロケ地のひとつが、神奈川県川崎市にあるアパートスタジオです。
この場所は、視覚的な派手さよりも生活感とリアリズムを重視した撮影空間として、刑事ドラマファンからも注目されています。
昭和レトロが生きる「無名の名ロケ地」
川崎市内に点在するいくつかの“アパートスタジオ”の中でも、今回使用されたのは川崎区内の老朽化アパートを改装した非公開ロケセット。
住所や建物名は公開されていないものの、業界では「川崎池上町スタジオ」または「川崎昭和アパート」と呼ばれることもあります。
特徴は、白いサイディング壁に茶色い木枠の窓、軋む階段、むき出しの鉄柵など、まさに昭和を感じさせる意匠。
現代の建物にはない“生活の歴史”がそのまま残っており、住民の痕跡がリアルに映し出される空間です。
ドラマでは、伊垣や名波が現場を歩きながら聞き込みを行い、住人とのすれ違いざまに交わす一言ひとことが、空間に静かな緊張を与えています。
ロケ地情報と見どころ
このアパートスタジオは、川崎駅からバスで約20分程度の距離にあり、撮影専用に使われているため、一般の立ち入りはできません。
住所や名称は非公開のため、現地訪問は控えるのが賢明です。
ただ、建物外観をモデルにしたセットが別作品でも登場していることから、「刑事ドラマのスタンダード空間」として映像ファンの間では知られています。
「大追跡」では、容疑者の関係者が暮らしていたアパートという設定で使用されており、階段の踊り場や郵便受けなど、“何気ない場所”が事件の鍵になる演出がされています。
こうしたロケ地の魅力は、建物の“古さ”そのものではなく、「今そこに誰かがいたような」痕跡の演出にあります。
錆びた手すり、少しかすれた表札、洗濯物があったようなベランダ──刑事たちが静かに足を踏み入れるたびに、生活の気配が画面越しに伝わってくるのです。
このアパートスタジオは、“現場”という言葉の重みを最もリアルに映し出す舞台だったと言っても過言ではありません。
ド派手な追跡やアクションの裏で、静かに物語の背景を支えていたこのロケ地。
視聴者にとっても、記憶の片隅に残る“リアルな空気”を思い出させる場所かもしれません。
蒲田駅東口:監視カメラと都市のリアルが交差する交差点
「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」の中でも、都市型犯罪を象徴するシーンとして印象的だったのが、蒲田駅東口での防犯カメラ映像の描写。
人混み、喧騒、そして交差する人々の視線──情報が交錯する中で、事件の“断片”が可視化される舞台です。
SSBCの強みである“多視点分析”が本領を発揮する、リアルな街頭ロケの代表とも言えるシーンでした。
蒲田駅とはどんな場所?
JR京浜東北線と東急池上線・多摩川線が交わる蒲田駅は、東京南部でも有数の交通ターミナルです。
とりわけ東口広場は、再開発により近年整備が進みつつも、昔ながらの居酒屋や雑多な店舗が共存しているため、“都市の雑踏感”をそのまま映し出せるロケ地として頻繁に使用されています。
「大追跡」では、犯人が駅前を通過する映像をSSBCが解析し、通行人やバイク、看板の影など複数の要素を照合する場面に使われました。
その映像の中に一瞬だけ写る被疑者の背中、振り向いた女の子、通り過ぎる車──1秒ごとの記録が“捜査の武器”になる、そんな象徴的な使われ方です。
アクセス・巡礼ポイント・注意点
JR蒲田駅東口は、改札を出て右手の階段を下った先に広がるロータリーが撮影地の中心。
その一帯は、バス乗り場、タクシープール、駅ビルと、昼夜問わず人の流れが途絶えることはありません。
実際にロケが行われたのは2025年春、深夜帯と見られています。
広場の向かいには雑居ビル群が並び、ビル壁面の広告やネオンが都市のリアリズムを一層際立たせています。
巡礼の際には、駅利用者やバスの運行に配慮し、徒歩での見学にとどめるのが基本です。
また、駅ビル施設「グランデュオ蒲田」内にはカフェや書店もあり、ロケ地見学の休憩にちょうど良いスポットとなっています。
駅前ロータリーから見上げる構図を確認すると、実際の防犯カメラ位置を想像しながら、ドラマの視線と重ねることができるはずです。
「どこにでもある風景」の中に、“事件の鍵”が潜んでいる。
それが都市型刑事ドラマの醍醐味であり、蒲田駅はその象徴的なロケーションでした。
立ち止まっても、誰にも気づかれない──だからこそ、この場所には、見逃せない一瞬が詰まっているのです。
辰巳の森海浜公園:海と風が捜査の緊迫感を映し出す舞台
「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」の中でも、“静”と“動”が交錯する海中捜索シーン。
そのロケ地として使用されたのが、辰巳の森海浜公園です。
東京湾に面し、広大な芝生広場と臨海の景観を併せ持つこの場所は、捜査の舞台としても象徴的な意味を持っていました。
辰巳の森海浜公園とは?
所在地は東京都江東区辰巳2-1-35、東京メトロ有楽町線「辰巳駅」から徒歩約10分の場所にあります。
東京都が管理する都市型海浜公園として整備されており、ランナーや家族連れで賑わう一方、ロケ地としても多数の実績を誇ります。
公園内には、芝生エリア、BBQ場、スケートパーク、そして海辺に面した護岸エリアがあり、「大追跡」では主に護岸沿いの遊歩道や芝生脇の開けた空間が使われました。
SSBCのメンバーが水中捜索に臨む場面や、現場指揮官の動きを追うシーンで使用され、ドラマ全体の緊張感を高める演出に一役買っています。
アクセス・見どころ・注意点
アクセス方法は以下の通りです:
- 東京メトロ有楽町線「辰巳駅」出口2から徒歩約10分
- JR京葉線「潮見駅」からも徒歩20分程度でアクセス可能
ロケシーンの中心となったのは、東京湾を一望できる護岸通路とその付近の芝生エリア。
海を背景に刑事たちが現場検証を進めるその画は、まるで都市と自然が交錯する“境界線”に立っているかのような空気を作り出します。
また、ドローンでの俯瞰撮影が使用されていたのも特徴的で、地上と海の動きを一体で捉える構図が採用されました。
訪れる際には、施設利用者への配慮を忘れず、静かにロケ地の空気感を味わうことが大切です。
なお、護岸エリアには立ち入りが制限されている区画もありますので、案内板やスタッフの指示に従って行動しましょう。
公園内にはベンチや休憩所も充実しており、風を感じながら一息つけるのも、この場所の魅力の一つです。
事件の舞台ではあるけれど、海の静けさが印象に残る──それが辰巳の森海浜公園でした。
ドラマを追体験するというより、あの緊迫のシーンを支えた“静寂”そのものに触れる感覚。
それが、この場所に立ったとき、自然と胸に広がってくるのです。
うらら大屋根広場(土浦市):演説と銃声、事件が始まる舞台
「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」第1話で、物語の転機となった演説シーン。
その中心で舞台として使用されたのが、茨城県土浦市にあるうらら大屋根広場です。
官房長官・久世(佐藤浩市)が演説を行う中、衝撃的な発砲事件が発生──観衆、報道陣、SPの動き、そして逃げる群衆。
うらら大屋根広場とは?
所在地は茨城県土浦市大和町9-1、JR土浦駅西口を出てすぐの商業施設「モール505」および市民会館「市民ギャラリー うらら」前の広場です。
この場所は、全天候型の開放空間として知られており、大型イベントや行政行事、選挙演説などにも実際に利用されています。
名称の「大屋根」が示すように、施設全体が巨大な屋根で覆われているため、屋外でありながら屋内のような使用ができる特徴的なロケーションです。
ドラマでは、スロープ状の歩道、ステージ、電飾付きの柱などが効果的に活かされており、群衆の動きとカメラの移動に臨場感を与えていました。
アクセス・見学ポイント・撮影演出
JR常磐線「土浦駅」から徒歩1分以内と、アクセスは非常に良好。
施設は公共スペースのため、営業時間内であれば自由に訪れることができます。
撮影で使用された具体的なポイントは以下の通り:
- スロープの上部から官房長官が演説を行うシーン
- 観衆が集まる中心部の円形スペース
- 発砲直後、SPやSSBCが駆け込む階段の下段フロア
演出面では、クレーン撮影やステディカムを使用した流動的なカメラワークが特徴的で、視覚的な迫力を演出。
また、照明演出によって夕方設定に調整され、現実よりもややドラマティックな空間に仕上げられています。
ロケ地としての“使い勝手”だけでなく、「公共性と開放性が同居する場」という意味で、この場所はまさに物語の導火線にふさわしかったのだと思います。
群衆の中で誰かが銃を撃つ──その緊迫感とリアリティは、広場の開放性と視覚的広がりがあってこそ伝わったのです。
事件のはじまりを象徴するこの空間、現地に立てば、あの瞬間の張り詰めた空気を思い出せるはず。
神奈川県三浦市・海辺のカフェ:静けさの中に宿る“誰かの時間”
2025年5月中旬、SNS上で話題になったある投稿。
それは、相葉雅紀さんが三浦市の海辺でロケをしていたという目撃情報でした。
正式なロケ地名は公表されていないものの、多くのファンが「この場所では?」と特定したのが、三浦市内の某カフェ。
ロケ地とされるカフェの雰囲気と背景
三浦半島の先端、京急「三崎口駅」からバスで約15分。
海沿いに点在するカフェの中でも、特に候補として名前が挙がったのが、「海の見える小さなカフェ」。
白い壁と木造のデッキ、そして大きなガラス窓から海を見渡せる店内。
そこには、劇中で伊垣(相葉雅紀)が静かに情報整理をしていたと思われる、“休息のシーン”が似合う空間があります。
実際の撮影は営業終了後の夕方〜夜にかけて行われたと見られ、店の前にはスタッフらしき人物や機材が確認されたという声も多数ありました。
アクセス・訪問時の注意点・雰囲気を味わうには
目撃情報が寄せられたカフェ周辺への行き方は以下の通り:
- 京急線「三崎口駅」から京急バス「城ヶ島行き」または「通り矢行き」で約15〜20分
- バス停「三崎港」または「油壷入口」下車後、徒歩5〜10分圏内
現地では、店舗運営や近隣住民への配慮が最重要です。
目撃されたカフェは現在も通常営業を行っており、店内撮影やスタッフへの質問は控えましょう。
ただ、「同じ場所の景色を眺める」ことは、聖地巡礼の醍醐味のひとつです。
特に夕暮れ時、波の音を聞きながら静かに過ごす時間は、ドラマの中で描かれた“無言の余韻”を体感させてくれるでしょう。
アクションでも会話劇でもない、“心が整うシーン”。
それはたいてい、こんな場所から生まれるのかもしれません。
派手じゃないけど、大切なことを考える時間──三浦の海辺で、ふとそんな気持ちになる人もいるのではないでしょうか。
リアルすぎるロケ地に潜む、“見られている”という感覚
ロケ地を巡って気づくのは、どこも「リアル」だということ。
それは景色だけの話じゃない。
越中島ビルのガラス張り、蒲田駅の防犯カメラ、土浦の広場の群衆。どの場所にも共通するのは、“誰かに見られてる”って感覚が、じわっと残ること。
カメラが回ってなくても、どこかで「目線」が残ってる
SSBCの捜査手法がまさにそうだったように、誰かの視線が、常にどこかにある。そんな緊張がこの作品の底に流れてる。
だからこそ、ロケ地を歩いてみると、ただの風景じゃなくなる。
「この角度、誰かが見てたやつだな」とか、「ここで何かあったな」っていう、無言の“記憶のあと”が街に残ってる。
巡礼って、そういう気配を確かめる作業なのかもしれない。
事件現場じゃないけど、日常もまた“現場”なんだ
ロケ地は特別な場所に見えるけど、よく見れば、どれも日常の中にある場所だ。
オフィスビル、アパート、駅前、海沿いの道──あのドラマに出てくる“事件”は、実は俺たちが毎日通ってる景色の延長にある。
そう思うと、このドラマが描いてるのは“非日常”じゃなく、“見えてなかった日常”なんじゃないかとも思えてくる。
ドラマが終わっても、ロケ地はそこにある。誰かが歩き、暮らし、そしてまた何かが起きていく。
見てたはずのドラマの風景に、自分の現実がちょっとだけ重なる瞬間──それが「大追跡」のロケ地の怖さであり、面白さだ。
まとめ:「大追跡 警視庁SSBC 強行犯係」ロケ地巡礼まとめ
越中島STビル、川崎アパート、蒲田駅、辰巳の森海浜公園、土浦のうらら大屋根広場、そして三浦市の海辺のカフェ──。
それぞれの場所が持つ空気感や背景が、物語の世界観をより濃密に、“現実と地続きのドラマ”として感じさせてくれるロケーションばかりでした。
ドラマの中の1シーンが、実際に存在する場所で撮られていた──そう思うだけで、街の風景が少し違って見えてくるかもしれません。
ロケ地巡礼を楽しむ際は、現地の方々や施設利用者への配慮を忘れずに、その場所が持つ本来の静けさや魅力を味わうような歩き方を心がけてください。
撮影されたその瞬間に思いを馳せながら、あなた自身の「大追跡」を、少しずつ辿ってみてください。
- 越中島STビルは記者会見と屋上シーンのロケ地
- 川崎のアパートスタジオは張り込みや聞き込みの場面で使用
- 蒲田駅東口では防犯カメラ映像を活用したシーンが展開
- 辰巳の森海浜公園では海中捜索の緊迫シーンが撮影された
- 土浦のうらら大屋根広場は街頭演説と発砲事件の舞台
- 三浦市の海辺のカフェでは相葉雅紀さんのロケ目撃情報あり
コメント