【おむすび 第103話 あらすじとネタバレ】太陽の塔でお弁当―米田家の呪いの真相とは？

NHK連続テレビ小説『おむすび』第103話では、米田家の呪いが語られるとともに、家族の関係が大きく動きました。

聖人は、佳代の言葉に背中を押され、ついに永吉と向き合う決意を固めます。

一方、家族で訪れる予定だった「太陽の塔」には、思いがけない形で二人だけで行くことに。

米田家のお弁当を囲むシーンも印象的だった第103話のあらすじと感想を詳しく解説します！

【第103話】米田家の呪いと聖人の決断

『おむすび』第103話では、米田家に代々伝わる「呪い」の真相が明かされました。

長年、家族を苦しめてきた過去の出来事が、今の聖人（北村有起哉）の生き方にも影響を与えていることが浮き彫りに。

そして、佳代（宮崎美子）の言葉をきっかけに、聖人はついに父・永吉（松平健）と向き合う決意を固めます。

昭和51年の長良川決壊と小松原家の悲劇

物語の中で語られた「米田家の呪い」は、昭和51年に起きた長良川決壊に端を発します。

当時、家業を守るために避難しなかった祖父・小松原善一が亡くなり、それ以降、米田家の男たちは家族を守るという使命に縛られて生きてきました。

しかし、それは同時に家族を傷つける呪縛ともなり、親子の確執や疎遠の原因にもなっていたのです。

佳代が語る過去―聖人は永吉を恨むのか？

聖人の母・佳代は、「呪い」について「ただの迷信ではない」と語ります。

それは、長年にわたる「家族を守るための犠牲」の繰り返しが生んだ現実でした。

聖人は、父・永吉に対し「俺はあなたを恨んでいるのか？」と自問します。

しかし、佳代の言葉によって、「恨み」ではなく、「理解」することが大切なのではないかと気づき始めます。

そして、聖人は永吉と向き合うことを決意するのです。

家族の関係が動く―「太陽の塔」へ

第103話では、米田家の家族関係が大きく動く展開となりました。

本来なら家族みんなで訪れるはずだった「太陽の塔」ですが、思いがけない出来事により、聖人と永吉の二人だけで向かうことになります。

この時間が、父と息子の関係を見つめ直すきっかけとなるのです。

お弁当作りに励む愛子と花

出発の朝、愛子（麻生久美子）と花（宮崎莉里沙）は、家族のためにお弁当を準備します。

これは、米田家にとって特別な習慣であり、家族の絆を象徴するもの。

花は「お父さんもおじいちゃんも、仲良くなれますように」と願いながら、おむすびを握ります。

このシーンは、家族の絆が再生へと向かうことを示唆していました。

結は妊婦の千佳を優先し、太陽の塔へ行けず

一方で、聖人の妹・結（橋本環奈）は、妊婦の千佳（笠間優里）を気遣い、外出を控えることに。

彼女は「また今度行けるから」と言うものの、本当は家族と一緒に行きたかった様子。

しかし、自分よりも周囲を優先する性格の結は、自分の気持ちを押し殺してしまいます。

この小さなすれ違いが、後々家族の関係に影響を与えるかもしれません。

聖人と永吉、二人だけの時間

予定が変わり、結果的に聖人と永吉の二人だけで太陽の塔へ向かうことに。

最初は気まずい空気が流れるものの、永吉が昔の思い出を語ることで、少しずつ距離が縮まっていきます。

「お前が子どもの頃、ここに来たことを覚えてるか？」と永吉が問いかけるシーンでは、親子の関係が少しずつ修復される兆しが見えました。

聖人がどこまで父を受け入れられるのか、今後の展開に注目です。

『おむすび』第103話の感想・考察

第103話は、米田家の「呪い」の真相と、親子の絆の修復がテーマとなった回でした。

聖人と永吉が二人きりで「太陽の塔」へ向かうことで、ぎこちなかった親子関係に変化の兆しが見え始めます。

ここでは、物語のポイントや考察をまとめていきます。

「米田家の呪い」は単なる不幸の連鎖ではない？

佳代が語る「米田家の呪い」は、長良川決壊の悲劇から始まった家族の重圧でした。

しかし、それは単なる「不幸の連鎖」ではなく、「家族を守ろうとするがゆえに生まれた犠牲」だったことが明らかに。

永吉は、自分の父や祖父から受け継がれた責任感の中で生きてきた結果、家族に厳しく接してしまったのかもしれません。

この呪いは、聖人の代で断ち切ることができるのか、今後の展開に期待が高まります。

聖人と永吉の関係修復は進むのか？

「太陽の塔」へ向かう車内では、ぎこちないながらも、過去を振り返る会話が交わされました。

永吉が「お前が小さい頃、ここに来たな」と語ったとき、聖人の表情には微妙な変化が。

完全に許すことはまだできなくても、「父の気持ちを知ろうとする姿勢」が生まれたことは大きな前進です。

次回以降、この親子関係がどのように変わっていくのか、注目したいところです。

次回の展開予想―結と家族の距離

今回、結は千佳を気遣い「太陽の塔」行きを諦める選択をしました。

一見、優しさからの行動ですが、実は自分の本心を押し殺してしまう場面でもありました。

今後、結の気持ちが爆発し、家族との距離感に変化が生まれるかもしれません。

次回の展開では、結の心情にどのような動きがあるのかに注目です。

まとめ：第103話の見どころと今後の注目ポイント

第103話では、米田家の「呪い」の真相が明かされ、聖人（北村有起哉）と永吉（松平健）の親子関係が大きく動きました。

また、家族全員で行くはずだった「太陽の塔」には、思いがけず二人だけで行くことに。

お弁当を通じた家族の絆や、結（橋本環奈）の気持ちの変化など、多くの見どころが詰まった回でした。

聖人の心境の変化と家族の絆

これまで父に対し複雑な感情を抱えていた聖人でしたが、佳代（宮崎美子）の言葉をきっかけに変化が生まれました。

「呪い」とされていたものの正体は、長年続いてきた家族を守るための重圧だったのです。

父・永吉との時間を過ごすことで、聖人は「理解しよう」とする姿勢を持ち始めました。

完全な和解には至らなかったものの、親子関係に新たな一歩が踏み出された回だったと言えるでしょう。

今後の米田家の行方に期待！

結は千佳（笠間優里）を気遣い、自分の本音を抑えてしまう場面がありました。

彼女の「家族のために」という気持ちは強いですが、それが負担になってしまう可能性も。

今後、結自身がどのように気持ちを整理していくのかが注目ポイントです。

また、永吉と聖人の関係は修復に向かうのか、それともさらなる試練が待っているのか。

第104話以降の展開に期待が高まります！