
『19番目のカルテ』第1話ネタバレ感想 “見えない病”との向き合い方
この痛みが“気のせい”じゃなかったら、どれだけ救われただろう。そう思いながら、毎日を耐えている人がいる。『19番目のカルテ』第1話で描かれたのは、「痛い」と叫ぶことすら許されなかった人間に、医師が“名前”を与える物語だった。主演・松本潤が演じる総合診療医・徳重晃が向き合うのは、病気の正体ではない。“正体不明の患者の苦しみ”だ。この記事では、その思考の構造、感情の揺らぎ、物語が照射する“診察の意味”を解体する。