テミスの不確かな法廷

テミスの不確かな法廷

『テミスの不確かな法廷』第6話ネタバレ 「不見当」って、便利すぎる嘘だ。暴く冤罪の温度

胸に残るのは、犯人の顔じゃない。血の匂いでもない。 役所の紙みたいに乾いた一語だ。――「不見当」。 “ない”と言い切らない。だから責任だけが霧になる。真実だけが置き去りになる。 25年前の前橋一家殺人事件。死刑囚・秋葉一馬は「無実だ」と言い...
テミスの不確かな法廷

『テミスの不確かな法廷』第5話ネタバレ感想 痛いのは事件じゃない――戸籍のない少女が教えた「助けて」と、ラムネのペンダント

この回でいちばん怖いのは、刃物でも、檻でもない。 “書類がない命”が、社会の床にこぼれ落ちても、誰も気づかないことだ。気づけないくらい、私たちは忙しくて、鈍い。 そして法廷は冷たい。冷たいがゆえに、逆に救うこともある。感情を持ち込まない声が...
テミスの不確かな法廷

テミスの不確かな法廷 第4話 ネタバレ感想|「考えない裁判」と向き合う覚悟

「テミスの不確かな法廷 第4話」は、派手な逆転劇ではなく、静かに胸を圧迫する問いを突きつけてくる回だった。 裁判官は何を守る存在なのか。司法とは、誰のためにあるのか。その答えを、登場人物たちは誰一人として即答できない。 ネタバレを含みつつ、...
テミスの不確かな法廷

テミスの不確かな法廷 第3話ネタバレ考察|「正義」は誰のものか——裁判官・安堂が見た“法の限界”

「法は平等で、守ってくれる」。安堂(松山ケンイチ)のその言葉は、第3話で静かに崩れていきます。 『テミスの不確かな法廷』第3話は、スラップ訴訟という“言葉の暴力”を通して、法の中に潜む不平等と人間の無力さを描き出しました。正しさが声の大きさ...
テミスの不確かな法廷

「テミスの不確かな法廷」第2話ネタバレ考察|“腹違いの兄弟”が照らす、裁かれない罪と赦しの境界線

第2話は、法廷ではなく“心の中”に焦点を当てた回だった。 傷害事件・集団窃盗・賭博という社会的な罪の裏で描かれるのは、兄弟という血の絆と、それがもたらす赦しの可能性。 松山ケンイチ演じる安堂の静かな視線が、法律では拾いきれない“人間の矛盾”...
テミスの不確かな法廷

『テミスの不確かな法廷』第1話ネタバレ 「普通」という裁きの外側へ——“人を裁く”という矛盾

『テミスの不確かな法廷』第1話は、法廷ドラマの形式を超え、「正義とは誰のために存在するのか」を突きつけてくる。 松山ケンイチ演じる裁判官・安堂清春は、発達特性を抱えながらも、法を信じて人を見つめ続ける。しかし、その“純粋な正義”は、政治的な...