エクステリトリアル

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『エクステリトリアル』ネタバレ感想 Netflixの凡作に潜む「母の執念」と「治外法権の罠」とは?

「息子はいなかった」と言われた瞬間、彼女の中で何かが壊れた。Netflix映画『エクステリトリアル』は、誰にも信じてもらえない母が、銃ではなく怒りで国家の壁を突き破るサスペンスアクションだ。ジャンヌ・グールソー演じる主人公・サラは、PTSDに苦しむ元兵士。だがこの映画で彼女が戦うのは、記憶でも国家でもない──「母としての本能」そのものだ。凡作との評価もある。しかしその表層を剥がせば、痛みと情念で構成された“感情の地雷原”が広がっている。この記事では、『エクステリトリアル』の見どころ、テーマ、そして「なぜ観るべきか」を、全力で言葉にして伝える。