
Netflix韓国映画『グッドニュース』ネタバレ考察|「月の裏側」に置き去られた真実―光を奪われた者たちの名前
Netflixで公開された韓国映画『グッドニュース』(監督:ピョン・ソンヒョン)は、1970年の「よど号ハイジャック事件」をモチーフにした政治風刺サスペンスだ。だがこの映画が照らしているのは、事件の記録ではなく、“誰にも知られなかった功績”という名の影。アムゲ(ソル・ギョング)とゴミョン(ホン・ギョン)という二人の「無名の英雄」が、国家の嘘の中で生き、月の裏側へと消えていく。その物語を、心の奥の冷たい場所で受け止めたい。