今日好きチュンチョン編 最終回ネタバレ カップル成立ゼロだった理由とは？涙の選択と本気の恋の行方

ABEMAの人気恋愛リアリティショー「今日、好きになりました。チュンチョン編」がついに完結しました。

しかし今回は、全話を通じて本気で恋をしていたにもかかわらず、まさかのカップル“成立ゼロ”。

「なんで誰も付き合わなかったの？」「告白したのに断った理由は？」そんな視聴者のモヤモヤを、本人たちの言葉と行動から読み解きます。

これは、恋が叶わなかった物語ではありません。“本気だったからこそ選べなかった”10代のリアルな決断と、涙の裏にあった本音に迫ります。

成立ゼロの真相は“本気すぎた”からだった

「どうして誰も成立しなかったの？」

そんな疑問が、最終回を観たあとの胸にずっと残っていた。

でも、時間が経つほどに気づいてしまう。「成立しなかった」のではなく、「成立させなかった」のかもしれない、と。

いおうが誰も選ばなかった理由：「モヤモヤしたまま選ぶのは失礼」

今回、最も注目された男子・いおう。

4人もの女子から想いを寄せられた“超モテ男子”だったのに、彼は最後、誰の手も取らなかった。

理由はたった一言。

「モヤモヤしたまま選ぶのは失礼だと思った」

この言葉に、泣いた人は少なくないはず。

好かれることが当たり前になりそうな立場で、“相手の気持ち”を何よりも優先したいおうの姿勢は、誠実そのものだった。

普通の高校生なら、「好きになれそう」という軽い期待でOKすることもできたはず。

でも彼は、「期待させるだけの恋は、嘘だ」と自分に言い聞かせていたんじゃないかな。

誰かを“好きになりきれなかった”苦しみと、“好きでいてくれた人を傷つけたくない”優しさ。

その両方に引き裂かれた決断だった。

さらの涙：「完璧を求めすぎて、人を好きになれなかった」

「こうしくんも、はるくんも本当に素敵だったのに…」

さらは、告白タイムでそう言って涙をこぼした。

「完璧を求めすぎて、人を好きになれなかった」

この言葉は、きっと多くの人の心に刺さったと思う。

人って、好きになるとき“完璧な理由”を探しがち。自分に嘘をつかないように、迷わないように。

でも、恋ってきっと、もっと不確かで、もっと曖昧なもの。

「決められなかった」ことを自分で責めるさらの姿は、恋にまっすぐだった証拠だと思う。

好きって、気づけば溢れるものであって、選ぼうとすると、迷ってしまう。

その揺れこそが、さらの恋のリアルだった。

成立しなかった3つの背景要因｜時間・継続組の想い・誠実さ

「なんでこんなに誰も付き合わなかったの？」という疑問に、答えはちゃんとあった。

成立ゼロの裏には、明確な3つの要因がある。

• ① 二泊三日という時間の短さ：気持ちを深めるには、あまりにも時間が足りなかった。
• ② 継続メンバーの“前の恋”の影：前シーズンの想いが残っていたメンバーは、心の切り替えが追いつかなかった。
• ③ “誠実さ”を選んだ勇気：好きになれなかったから断る、というのは、実はとても難しい選択。

みんなが「選ばない勇気」を持っていたからこそ、このエンディングになった。

普通なら曖昧にして付き合うこともできた。

でも、彼らはそれをしなかった。

その“好きじゃない相手とは付き合わない”という誠実さが、何よりもリアルで、美しかった。

成立しないことで見えたのは、嘘のない恋。

それが、今回の「今日好き」が心に残る理由だと思う。

さわとあやなの“想いをぶつけた告白”と、選ばれなかった切なさ

「選ばれなかったのに、どうしてこんなに泣けるの？」

最終回で、そう思わせてくれたのが“さわ”と“あやな”の告白だった。

どちらもいおうに全力で気持ちを伝えた。

でも彼女たちは、報われなかった。

それでも、誰よりも美しかった。

「世界一の幸せ者にしてみせます」さわの言葉が刺さる理由

さわは、いおうに「一期一会」と書いた書道作品を手渡した。

「この出会いが奇跡だから」そう言って、涙ぐまずに笑った。

「もし私を選んでくれたら、世界一の幸せ者にしてみせます」

この一言が、静かに胸に残る。

愛って、「好き」と言うだけじゃなくて、“幸せにする”と宣言できる強さでもある。

それを、ただの約束ではなく、“約束する覚悟”として差し出したのが、さわだった。

彼女の恋は、きっと不器用だったと思う。

でも、だからこそ、いちばんストレートだった。

あの告白を見て、心が熱くならなかった人なんて、いないと思う。

「スキ！」と刻んだボディジュエリーに託した、あやなの覚悟

一方で、あやなはまっすぐな恋を選んだ。

“いおう”の名前を、彼の腕にボディジュエリーで刻み、

自分の腕には「スキ！」と書いて告白に向かった。

それはまるで、感情を肌に貼りつけたみたいな、彼女なりの精一杯の“愛の見せ方”だった。

言葉を超えて、「この想いは一時的じゃない」と体ごと伝えていた。

だけど、いおうは答えなかった。

あやなは涙をこらえて、

「この出会いが奇跡だった」と言って、笑顔で立ち去った。

好きな人に振られても、その人を恨まない。むしろ「出会えたことに感謝する」。

あの姿こそが、一番強い恋の形だった。

選ばれなかった恋が、なぜこんなにも美しいのか

さわも、あやなも、告白は実らなかった。

でも、それがどうしてこんなにも心に残っているのか。

それは、「好き」を誰かに伝えるだけで、こんなに人は綺麗になるんだと感じたから。

片想いって、報われない代わりに、

いつも自分に“本気かどうか”を問いかけてくる。

その答えをちゃんと見つけて、行動した二人は、もう恋に勝ってるんだと思う。

恋は、叶うかどうかじゃない。

どれだけ本気で向き合えたか、それが全てなんだ。

さわとあやなの告白が、視聴者の心を揺らしたのは、

彼女たちが「叶わなくても言いたかったこと」を全部、ぶつけていたから。

だからこそ、恋の終わりなのに、なぜか満たされる。

それが“青春の告白”という奇跡なのかもしれない。

さら・こうし・はるの三角関係が答えを出せなかった理由

“誰を選ぶか”じゃなくて、“選べないこと”に泣いた三角関係があった。

それが、さら・こうし・はるの物語。

2人の男子からアプローチされながらも、さらは最後まで答えを出せなかった。

その決断には、ただの優柔不断では語れない“恋の重さ”があった。

こうしのTシャツ、はるの韓服デート──どちらも素敵すぎた

こうしは、自らデザインした「I♡SARA」のTシャツをさらに贈った。

不器用ながらも、想いをカタチにして届けるその姿に、まっすぐな愛情を感じた人も多いはず。

一方のはるは、さらとの韓服デートで静かに距離を縮めた。

派手さはないけれど、目線と仕草で想いが伝わるような時間。

さらは言った。「こんなにアピールしてもらえるのは初めてだった」って。

つまり、どちらの恋にも“本気の気配”があった。

だからこそ、さらの心は揺れた。

選ぶことができなかったさらの葛藤に共感する視聴者続出

「2人とも素敵すぎて、選べませんでした」

そう涙ながらに語ったさらの言葉は、決して逃げではなかった。

彼女は自分の気持ちとずっと向き合っていた。

無理やり誰かを選ぶことは簡単だったかもしれない。

でも、選ばれた相手に対して嘘をつくことになる。

そう思ったから、さらは“選ばない”という選択肢を選んだ。

完璧を求めすぎてしまった、と彼女は自分を責めたけれど、

視聴者はそこに、「恋に誠実であろうとした姿」を見ていた。

SNSでは「選べない気持ち、すごくわかる」「むしろさらの判断が正解」そんな声が多く寄せられた。

「恋に正解はない」と教えてくれた3人のラスト

こうしは、「さらちゃんの心を持ってこられなかったのが悔しい」と語った。

はるも、「それでも一緒に過ごせてよかった」と最後まで前を向いていた。

誰も責めなかった。

誰も、未練を言い訳にしなかった。

それぞれが、できる限りまっすぐに恋と向き合っていた。

そしてそれぞれの心が、それぞれの形で傷ついた。

でもその傷は、きっと“本気で好きだった”という証拠。

成立しなかった恋なのに、どうしてこんなにも印象に残っているのか。

それは、この三角関係にあったのが“勝ち負け”ではなく、“思いやり”だったから。

「恋に正解はない」

この3人が最後に教えてくれたのは、その一言だった。

りくと・あやか・ゆうかの“すれ違いすぎた”未成立ラブストーリー

この恋は、誰も悪くなかった。

ただ、タイミングと気持ちが、ほんの少しだけずれていただけ。

りくと・あやか・ゆうかの三角関係は、成立しなかったけれど、

そこにあったのは確かに、“好きだった記憶”だった。

りくとが想っていたのは誰？あやかの迷い、ゆうかの勇気

ゆうかは、最終日の告白タイムでりくとに想いを伝えた。

でもその答えは、「他に好きな人がいる」

たった一言なのに、その破壊力は計り知れなかった。

でもゆうかは泣かずに、ちゃんと感謝を伝えていた。

好きって、伝えるまでが恋なんだって、彼女の姿が教えてくれた。

一方で、りくとが想っていたのは、あやか。

あやかは気持ちを揺らしていた。

りくとの優しさに触れて惹かれそうになりながらも、

ずっと心のどこかに、いおうへの想いが残っていた。

「告白することができない」

その決断に、きっと彼女自身も苦しかったはず。

「ぬいぐるみ見たら思い出しちゃう」切なすぎる一言

りくとは、あやかとの思い出に「ぬいぐるみ」を挙げた。

「見たら思い出しちゃうかな」

その一言に、どれだけの感情が詰まっていただろう。

プレゼントではなく、記念品ではなく、ただの“思い出”になってしまった。

でもその言葉には、本当はもっと一緒にいたかった気持ちが隠れていた。

りくとは静かな男の子だけど、想いはちゃんと届いていた。

それでもあやかは、自分の中に残る想いを整理できなかった。

人の心は、そんなに簡単にリセットできない。

それが、恋の難しさであり、リアルだった。

恋が実らなくても、ちゃんと“好きだった”記憶は残る

成立しなかったのに、こんなにも胸がギュッとするのは、

この3人の関係が、とても真剣だったから。

ゆうかは告白して、あやかは告白できなかった。

りくとは断って、そして待っていた。

誰も“曖昧”にはしなかった。

その姿勢こそが、今回のチュンチョン編の美しさだった。

想いがすれ違ったからこそ、そのぶん記憶には深く残る。

ちゃんと好きだった。

それを伝えた人も、伝えられなかった人も、

恋のど真ん中にいたことには変わりなかった。

恋が叶わないことは、負けじゃない。

想いを抱いていた時間、それ自体が宝物だから。

この三人が過ごした旅路は、

“成立”という言葉がすべてじゃないことを教えてくれた。

視聴者の反応：「成立ゼロなのに泣けた」「誠実すぎてしんどい」

最終回を見終わったあと、SNSのタイムラインは静かな涙で溢れていた。

“誰も付き合わなかったのに、なんでこんなに泣けるの？”

それは、今回の「今日好き」が、“成立”よりも“誠実さ”を大事にしていたから。

視聴者の心に残ったのは、恋の成功ではなく、本気で誰かを想った証だった。

いおう＝誠実男子の代表？好感度が上がった理由

4人に好かれて、2人に告白されたいおう。

普通の男子高校生なら、どちらかと“とりあえず”付き合う選択肢もあったと思う。

でも、彼はしなかった。

「モヤモヤしたまま選ぶのは失礼だから」

この一言が、視聴者の心を撃ち抜いた。

恋において“誰かを選ばない”というのは、逃げじゃない。

むしろ、それは最も“真剣に考えた”という証拠だ。

SNSでは「誠実すぎて泣いた」「逆にいおうが好きになった」と好感の声が続出。

誰かを選ばなかったことで、誰かの心を動かす。

それが、いおうの恋の形だった。

さらへの共感が止まらない…「私も選べなかった」

こうしとはる、どちらも素敵すぎて選べなかったさら。

その涙に、多くの女性視聴者が自分を重ねた。

「私もそうだった」という共感の声が、あふれていた。

好きになるって、理屈じゃない。

どれだけ優しくされたって、

どれだけ好かれても、

心が動かなければ、恋にはならない。

さらは、自分の心と真っ直ぐ向き合っていた。

「完璧を求めすぎた」と自分を責めながらも、

誰かを傷つける“選び方”だけはしたくなかった。

その優しさが、視聴者の涙を誘った。

SNSは“りくあやロス”一色、未完の恋に涙する声

視聴者が最後まで心を離せなかったのが、りくととあやかの関係。

“好きなのに、すれ違ってしまった”という切なさ。

「ぬいぐるみを見るたび思い出しちゃうかも」

りくとのその一言が、視聴者の胸をえぐった。

「りくあやロス」という言葉がトレンド入りし、

成立しなかったのに、2人の恋が最も記憶に残ったという声も多かった。

それはきっと、

“叶わなかった恋”のほうが、胸に残ることがあるって、

私たちが知っているからだ。

「成立しなかったのに泣けた」

その理由は、登場人物が全員、誰かを本気で想っていたから。

本気の恋って、結果じゃない。

過程がすべてなんだと、気づかせてくれた最終回だった。

次回チェンマイ編への希望：恋は終わっていない

“成立ゼロ”で終わったチュンチョン編。

でも、それは物語の終わりじゃなかった。

それぞれの恋の続きは、次の舞台・チェンマイに託されている。

誰かに選ばれなかったあの日の涙は、

次の旅で、“選ぶ勇気”に変わるかもしれない。

継続メンバーの伏線｜いおう・さら・さわに続く“恋の再挑戦”

エンディングの予告で映った3人の姿。

いおう、さら、さわ。

それは、まだ恋が終わっていない証だった。

いおうは、4人に好かれながら誰も選ばなかった。

でも、きっと自分の中に答えはあった。

あのときは選べなかったけど、もう一度会えたら、何かが変わるかもしれない。

さらもまた、こうしとはるを選べなかった。

でもその悔しさを知ってしまったからこそ、

「今度こそは」という覚悟が生まれる。

さわは、誰よりも真っ直ぐな告白をした。

振られても、その背中に「ありがとう」と言えるような恋をした。

この3人の“再挑戦の恋”は、もう始まっている。

舞台はチェンマイへ。新しい恋の風が吹き始める

次回の舞台、タイ・チェンマイ。

古都の空気、穏やかな緑、夜のナイトマーケット。

チュンチョンとはまた違う、やわらかい時間が流れる場所。

“恋をするなら、こういう場所がいい”と思えるような街。

新メンバーの登場もある。

そこに、過去の恋を少しだけ引きずったまま、継続メンバーが入る。

それって、“過去を整理しながら、新しい誰かに出会う”という、リアルな恋の形。

ロマンチックじゃなくていい。

でも、今度こそ“本当の気持ち”を見つけてほしいと願ってしまう。

今回の涙が、次回の“選ぶ勇気”に変わるかもしれない

成立しなかったあの旅の中で、みんなが流した涙。

その涙は、きっと次の旅の中で、“誰かを選ぶ勇気”に変わる。

いおうが、さわが、さらが、

もう一度、誰かと向き合うとき。

あのとき選ばなかった後悔が、今度は“選ぶ理由”になる。

恋って、何度でもやり直せる。

でも、それには“もう一度好きになってみよう”と思える自分が必要。

今日好きの良さって、失恋の先にも物語があること。

恋が終わる場所が、次の恋のスタートになる。

だから、まだ終わっていない。

この旅は、“本気の恋”をした人たちにだけ訪れる、
もう一度のチャンスなんだと思う。

“本気の恋”のあとに残るものは、いつも「未完成」だ

恋って、いつも途中で終わる。

終わった瞬間に「未完成」になる。だからこそ、思い出になる。

チュンチョン編を見ていて思ったのは、それぞれがちゃんと恋してたってこと。

成立しなかったのに、どの顔にも“ちゃんと恋をした人”の表情があった。

いおうも、さらも、りくとも、あやかも、誰も軽く恋なんてしてない。

それでも、全員が「これでいい」と思えるような終わり方をしていた。

恋の答えを出せなかったことが、ちゃんと彼らの答えになっていた。

「好き」は、確認じゃなくて過程だ

人はすぐ“相手がどう思ってるか”を知りたがる。

でも本当は、恋って「確かめ合うこと」じゃない。

誰かを想って揺れる時間そのものが、恋の本体なんだ。

成立とか、成功とか、そういうラベルを貼りたがるけど、

恋の本質はそんな単純な話じゃない。

想って、悩んで、決められなくて、それでも明日にはまた相手を思い出してる。

その繰り返しこそが、人を人らしくしてくれる。

チュンチョン編の彼らは、それを無意識のうちに見せてくれた気がする。

成立しなかった恋ほど、人を成長させる

“うまくいかなかった恋”を、ただの失敗として処理するのは簡単だ。

でも、あの2泊3日で彼らが得たものは、たぶん「痛みの中の理解」だ。

いおうが選ばなかったのは、逃げじゃない。自分の中に残るモヤモヤをちゃんと見つめたからだ。

さらが選べなかったのも、優柔不断じゃない。本気で迷った結果だった。

“誠実”って言葉は、恋の中では案外地味だけど、一番強い。

彼らはその地味な強さを、ちゃんと選んだ。

それは恋愛リアリティー番組としては派手じゃない。

けど人間のドラマとしては、ものすごくリアルだった。

恋の完成形なんて、たぶん誰も知らない。

ただ、“終わっても誰かを想える心”だけが、ほんとの意味での愛なんだと思う。

チュンチョン編は、それを静かに教えてくれた。

今日好きチュンチョン編は「恋が成立しないからこそ、心に残る」物語だった｜まとめ

「今日好き」といえば、カップル成立の瞬間が一番のハイライト──

そう思っていたはずなのに。

今回のチュンチョン編では、誰一人として成立しなかった。

それなのに、こんなにも涙が止まらなくて。

胸に残った言葉や、目をそらせなかった表情があって。

それってもう、“恋が成立しなかったからこそ”残った物語なんだと思う。

いおうが選ばなかったこと。

さらが選べなかったこと。

あやかが告白できなかったこと。

ゆうかが、想いを伝えたのに届かなかったこと。

どれも「うまくいかなかった恋」のはずなのに、

全部が“本気だった証”として、画面の外の私たちに届いていた。

きっと、恋って成立することが正解じゃない。

“誰かを本気で想った時間”がすべてなんだ。

その想いが行動になって、涙になって、

言葉にならない不器用さになって、

誰かの心を動かしていた。

特に、今回のメンバーは“誠実”だった。

選ぶことにも、選ばないことにも、ちゃんと意味と理由があった。

とりあえず付き合う、なんとなくでOKする。

そんな“ドラマ的な演出”は一切なかった。

だからこそ、見ている私たちも嘘を感じなかった。

感情がそのまま届いてくるような、そんなリアルな旅だった。

好きって、どうしてこんなに難しいのか。

そして、どうしてこんなに人を強くしてしまうのか。

今回のチュンチョン編は、「うまくいかなかった恋も、ちゃんと恋だった」と教えてくれた。

旅の最後に、全員が笑っていたのが忘れられない。

成立していなくても、笑顔だった。

それはきっと、「本気で向き合った」って思える時間だったから。

その清々しさが、心を締めつける。

そして、終わりは始まりでもある。

次回のチェンマイ編へと続いていくこの物語は、

一度でも誰かを好きになったことがあるすべての人の心に届く。

恋に正解なんてない。

でも、“本気だった”という気持ちだけは、間違いじゃない。

今日好きチュンチョン編。

それは、成立ゼロなのに、誰よりも恋をしていた人たちの記録だった。