Netflix独占配信の映画『Demon City 鬼ゴロシ』が公開されました。本作は、生田斗真が主演するキリングアクション作品で、壮絶な復讐劇が描かれます。
しかし、アクションのクオリティやストーリーの完成度については、視聴者から賛否両論の声が上がっています。果たして本作は見る価値があるのか?
この記事では、『Demon City 鬼ゴロシ』のあらすじやキャスト相関図を紹介しつつ、ネタバレを含めた詳細な感想と評価をお届けします。
- Netflix映画『Demon City 鬼ゴロシ』のあらすじと基本情報
- 主要キャストと敵対勢力「奇面組」の関係性
- 映画のラスト結末と主人公・坂田周平の復讐の結末
- アクションやストーリーの評価と感想(良かった点・残念な点)
- どんな人におすすめか、逆に向かないのはどんな人か
『Demon City 鬼ゴロシ』のあらすじと基本情報
Netflixが独占配信する映画『Demon City 鬼ゴロシ』は、復讐に燃える殺し屋の壮絶な戦いを描いた作品です。
主演の生田斗真が演じる坂田周平は、かつて凄腕の殺し屋として恐れられていましたが、家族との平穏な生活を夢見て引退を決意。
しかし、その矢先に最悪の悲劇が彼を襲い、坂田は復讐の鬼と化すことになります。
Netflixで独占配信!映画の基本情報
本作は2025年2月27日にNetflixで独占配信され、原作は河部真道の漫画「鬼ゴロシ」(既刊15巻)です。
監督・脚本は田中征爾、音楽は布袋寅泰が担当しており、アクション監督には谷本峰が名を連ねています。
作品の尺は1時間47分で、ジャンルはハードボイルド・アクションとなっています。
復讐に燃える主人公・坂田周平の物語
新条市では、50年に一度鬼が現れ人々を襲うという伝説がありました。
そんな中、主人公・坂田周平(生田斗真)は、ヤクザ・河野組長の暗殺を最後に殺し屋を引退。
愛する妻・葵(木竜麻生)と娘・りょうと共に静かな生活を望んでいました。
しかし、依頼主である奇面組のボス・般若とその手下たちが裏切り、坂田の家を襲撃。
妻と娘を無残に殺され、自身も頭を撃たれるという地獄のような運命を辿ります。
奇跡的に生き延びた坂田は12年後に昏睡状態から目覚め、廃人同然となりながらも復讐を誓います。
果たして、彼の復讐の行方は…?
映画の感想(ネタバレなし)
『Demon City 鬼ゴロシ』は、復讐に燃える殺し屋の壮絶な戦いを描いたアクション映画です。
しかし、実際に視聴してみると、アクションのクオリティやストーリー展開に関して、視聴者の評価は賛否が分かれています。
ここではネタバレなしで、アクションの迫力や物語の魅力について率直な感想をお伝えします。
アクションの迫力は十分?それとも物足りない?
本作のアクションシーンは、高速で展開されるキリングアクションが特徴です。
銃撃戦や肉弾戦、刀やマサカリを使ったバトルシーンが随所に登場し、スピーディーな戦闘が繰り広げられます。
しかし、アクションのクオリティは決して高いとは言えず、カット割りが多すぎるため、一連の動作の流れが見づらい点が残念です。
また、主人公がいくら銃撃戦の中にいてもほとんど弾が当たらないなど、リアリティに欠ける演出が目立つため、緊張感が薄れてしまう場面もありました。
生田斗真の演技は気迫に満ちていますが、格闘アクションの動きがぎこちなく、本格的なアクション映画としては物足りないと感じるかもしれません。
ストーリー展開の評価:意外性はあるのか
『Demon City 鬼ゴロシ』のストーリーは、「復讐劇」というシンプルな構造ですが、特に目新しさはなく、王道の展開が続きます。
映画の序盤で主人公が妻と娘を殺されるシーンはショッキングですが、その後の物語は予想通りの流れで進行していきます。
また、12年間昏睡状態だった主人公がすぐに戦えるようになるなど、ツッコミどころが多い展開もあり、没入感を損なう部分も見受けられました。
ラストに向かうにつれて、多少の意外性はあるものの、全体としては既視感のある内容となっており、ストーリーに深みを求める人には物足りないかもしれません。
『Demon City 鬼ゴロシ』キャスト相関図
本作には、豪華な俳優陣が集結しています。
主演の生田斗真をはじめ、東出昌大、尾上松也、髙嶋政伸、竹中直人など実力派キャストが出演。
それぞれのキャラクターが持つ背景や関係性が物語の鍵を握り、坂田の復讐劇をよりドラマチックに彩っています。
主演・生田斗真と豪華キャスト陣
主人公・坂田周平を演じるのは生田斗真。
彼は元殺し屋でありながら、家族と平和な生活を望んでいました。
しかし、妻と娘を殺され、自らも重傷を負いながら生き延びた彼は、復讐の鬼と化して敵を追い詰めていきます。
また、坂田の家族として登場するのが、妻の葵(木竜麻生)と娘のりょう(當真あみ)。
この二人の悲劇が物語の根幹を成し、坂田の行動の原動力となっています。
物語を彩る敵対勢力・奇面組の面々
坂田の復讐の標的となるのは、犯罪組織「奇面組」のメンバーです。
リーダーの般若(尾上松也)は、新条市の市長という表の顔を持ちながら、裏では違法ビジネスを操る極悪非道な男。
彼の右腕的存在で、坂田の妻を殺した張本人が稲荷(東出昌大)。
さらに、奇面組の幹部には、高嶋政伸演じる翁、田中美央演じる竹本など、個性的な悪役が揃っています。
特に、坂田の娘・りょうが奇面組によって利用されていたという展開は、物語にさらなる衝撃を与えています。
ネタバレあり!映画のラスト結末を解説
『Demon City 鬼ゴロシ』の物語は、壮絶な復讐劇として展開されます。
坂田周平(生田斗真)は、家族を殺した奇面組のリーダー・般若(尾上松也)に復讐を果たすべく、壮絶な戦いを繰り広げます。
果たして、坂田の復讐は成功するのか? そして、彼の娘・りょうの運命は? ここでは映画のラストを詳しく解説します。
主人公・坂田周平の復讐の結末とは
長年昏睡状態だった坂田は目覚めると、奇面組の手下たちを次々と倒し、組織の本拠地へと乗り込みます。
その中で、かつての仲間や敵と死闘を繰り広げながら、ついに般若との一騎打ちにたどり着きます。
しかし、般若の実力は想像以上に高く、坂田は左腕を切り落とされてしまいます。
それでも、彼は鬼のような執念で般若を追い詰め、最後には彼をマサカリで叩き斬ることで、復讐を成し遂げました。
しかし、直後に生き残っていた稲荷(東出昌大)が現れ、最後の戦いが始まります。
坂田は致命傷を負いながらも稲荷を撃ち殺し、娘・りょうを抱きしめながら息を引き取るのでした。
娘・りょうが選んだ衝撃の道
物語のラストでは、坂田の娘・りょうが成長し、父の意思を継ぐ場面が描かれます。
1年後、新条市では般若の双子の弟・神(濱津隆之)が兄になりかわり、新市長として君臨していました。
しかし、そこに現れたのは、殺し屋となったりょう。
彼女は弓を使って神を射殺し、「鬼ゴロシ」の名を受け継いだことを示唆するシーンで幕を閉じます。
父親のような悲劇を繰り返さないために、彼女は戦う道を選んだのか? それとも、復讐の連鎖に囚われたのか?
このエンディングには賛否が分かれるかもしれません。
『Demon City 鬼ゴロシ』の評価と考察
『Demon City 鬼ゴロシ』は、アクション映画としての魅力と課題を併せ持つ作品です。
スタイリッシュな映像や迫力ある演技が光る一方で、ストーリーの粗さや演出面での不満点も多く、評価は分かれています。
ここでは、本作の良かった点と残念な点を詳しく見ていきます。
良かった点:アクションと演技の魅力
本作のアクションシーンは、スピーディーでスタイリッシュな演出が特徴です。
特に、生田斗真演じる坂田周平の戦闘シーンは、拳銃・ナイフ・マサカリを駆使したバラエティ豊かなアクションが展開されます。
また、敵キャラクターである般若(尾上松也)や稲荷(東出昌大)の演技も印象的で、狂気に満ちた悪役像がしっかりと作られています。
特に、坂田が翁(髙嶋政伸)を絞め殺すシーンは、役者の表情や迫力が際立っており、見どころの一つと言えるでしょう。
残念な点:ストーリーの粗さとリアリティの欠如
本作の最大の問題点は、ストーリーの雑さです。
主人公の復讐劇というシンプルなプロットながら、都合の良い展開が多く、説得力に欠ける部分が目立ちます。
例えば、坂田は12年間昏睡状態だったにもかかわらず、復活後すぐに戦えるなど、リアリティがまったくありません。
また、銃撃戦において、主人公にだけ弾が当たらないという「ご都合主義」も強く、緊張感が損なわれています。
さらに、アクション演出に関しても、カット割りが細かすぎるため、戦闘の流れが分かりづらいという欠点がありました。
全体的に、「ジョン・ウィック」のような洗練されたアクション映画を期待すると、物足りなさを感じるかもしれません。
まとめ:『Demon City 鬼ゴロシ』は見るべきか?
『Demon City 鬼ゴロシ』は、ハードボイルドな復讐劇とスタイリッシュなアクションが特徴のNetflix映画です。
主演の生田斗真をはじめとした実力派俳優たちが熱演し、ビジュアル面では見応えのあるシーンが多くあります。
しかし、アクションのクオリティやストーリー展開に難点があるため、人によって評価が大きく分かれる作品となっています。
こんな人におすすめ!
- 生田斗真や尾上松也、東出昌大などの俳優が好きな人
- 単純明快な復讐劇が楽しめる人
- 血しぶきが飛び交うキリングアクションに興味がある人
こんな人には向かないかも…
- リアリティのあるアクションを求める人
- 緻密なストーリーやキャラクターの心理描写を重視する人
- 海外のハイクオリティなアクション映画と比較してしまう人
全体的に、「和製ジョン・ウィック」を期待すると肩透かしを食らうかもしれません。
しかし、邦画ならではのスタイリッシュな映像や、役者の熱演を楽しめる作品ではあります。
Netflixで気軽に視聴できるため、アクション映画が好きな方は一度チェックしてみるのも良いでしょう。
- Netflix映画『Demon City 鬼ゴロシ』のあらすじと作品情報を紹介
- 生田斗真主演の復讐アクション映画で、家族を殺された主人公の戦いを描く
- 映画の感想では、アクションのクオリティやストーリー展開に賛否が分かれる
- キャスト相関図を通じて、主要人物と敵対勢力「奇面組」の関係を解説
- ラスト結末のネタバレ解説では、主人公の復讐の行方と娘の衝撃的な決断を詳述
- 映画の評価として、スタイリッシュな映像や迫力ある演技が魅力とされる
- 一方で、ストーリーの粗さやアクション演出のリアリティ不足が指摘される
- 総合的に、王道の復讐劇として楽しめるが、アクション映画としては物足りないとの声も
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