相棒の脇役キャスト 歴代まとめ 名バイプレイヤーたちの活躍を振り返る

相棒
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長寿シリーズ『相棒』には、杉下右京とその相棒だけでなく、数々の魅力的な“脇役”キャストが登場しています。

「歴代 脇役 相棒 キャスト」と検索する人の多くは、特命係を取り巻く刑事・官僚・鑑識・上層部など、名わき役たちの名前や俳優を知りたいというニーズを持っています。

本記事では、『相棒』シリーズに登場する歴代の脇役たちにスポットを当て、その役柄・登場期間・演じた俳優を一覧で紹介します。

この記事を読むとわかること

  • 『相棒』シリーズの歴代脇役キャストとその役柄
  • 登場期間や降板理由など各キャラクターの詳細情報
  • 名シーンや人気の理由から見る脇役たちの魅力

歴代の相棒を支えた主要脇役キャスト一覧

『相棒』シリーズでは、主役の杉下右京と相棒だけでなく、多くの名脇役キャストたちが物語の深みを支えています。

捜査一課、鑑識課、警察庁、組対五課など、様々な立場のキャラクターが登場し、それぞれの個性が相棒の世界観を彩ります。

ここでは、「歴代 脇役 相棒 キャスト」のキーワードにふさわしい、主要脇役たちを一挙に紹介します。

キャラクター名 演者 役職・立場 登場シーズン 特徴・備考
伊丹 憲一 川原和久 捜査一課 刑事 初回〜 特命係を目の敵にするが信頼厚い、名台詞多数
三浦 信輔 大谷亮介 元捜査一課 刑事 Season1〜12, 14, 23 温厚なベテラン刑事、退職後も再登場あり
芹沢 慶二 山中崇史 捜査一課 刑事 Season1〜 トリオ・ザ・捜一、ムードメーカー的存在
出雲 麗音 篠原ゆき子 捜査一課 刑事 Season19〜 紅一点、交通機動隊出身
米沢 守 六角精児 元鑑識課員 PS2〜Season14, 他特別回 右京の元後輩、再登場多数の人気キャラ
益子 桑栄 田中隆三 鑑識課員 Season15〜 米沢の後任、寡黙な職人肌
角田 六郎 山西惇 組織犯罪対策部五課長 PS2〜 「ヒマか?」の口癖、特命係の理解者
大木 長十郎 & 小松 真琴 志水正義 & 久保田龍吉 組対部 刑事 PS〜Season17頃 台詞少ないが存在感抜群
内村 完爾 片桐竜次 刑事部長 PS1〜 怒鳴り役、特命係に厳しいがツンデレな一面も
中園 照生 小野了 刑事部 参事官 PS1〜 内村の腰巾着的存在、コミカルな演技
大河内 春樹 神保悟志 首席監察官 Season2〜 「ピルイーター」、冷静で実力主義者
衣笠 藤治 大杉漣 → 杉本哲太 副総監 Season15〜 特命係を敵視、娘との確執など人間味も
陣川 公平 原田龍二 元生活安全部 巡査部長 Season3〜 恋愛体質で毎回暴走、愛され三枚目キャラ
青木 年男 浅利陽介 元特命係→内閣情報調査室 Season15〜20 毒舌だが憎めない、ITに強い特異キャラ

伊丹 憲一(演:川原和久)

警視庁捜査一課刑事。シリーズ開始当初から登場し続ける生え抜きレギュラーで、右京や亀山とは警察学校の同期という設定。

階級は巡査部長→警部補。捜一メンバーとのトリオ(俗称「トリオ・ザ・捜一」)のリーダー格で、特命係を目の敵にする憎まれ役ながら憎めない存在です。

「特命係の亀山ぁ~!」「ヒマか?」などの決め台詞とともに登場し、右京にいいように扱われるコミカルな描写も初期は多かった。

しかしシリーズが進むにつれ正義感と人情を秘めた熱血刑事として成長し、近年では右京からも刑事として信頼される場面が増えています。

川原和久さん本人もスピンオフ映画『相棒シリーズ X DAY』で主演を務めるなど人気が高く、「イタミン」の愛称で親しまれる名脇役です。

三浦 信輔(演:大谷亮介)

元捜査一課刑事。伊丹・芹沢とトリオを組んでいたベテラン刑事で、温厚で堅実な捜査ぶりから「トリオ・ザ・捜一」のブレーキ役と呼ばれました。

Season12第1話で犯人に脚を刺される重傷を負い、後遺症で杖が手放せなくなったため依願退職しています。

命は助かったものの現場復帰叶わず去るというショッキングな展開でしたが、その後も花の里に現れて右京と再会するエピソード(Season14)や、Season23には約11年ぶりに登場して特命係や旧同僚たちと再会するシーンも描かれました。

地味ながらファンの支持が厚いキャラで、再登場時には「三浦さんおかえり!」と多くの反響がありました。

芹沢 慶二(演:山中崇史)

捜査一課刑事。伊丹の後輩的ポジションで、三浦退職後は伊丹とコンビで行動することが多かった人物です。

愛称は「芹ちゃん」。当初は軽口を叩く三枚目でしたが、徐々に刑事として成長し伊丹とのバディ感も強まりました。

Season19からは出雲麗音の配属で再び捜一トリオが復活しています。

演じる山中崇史さんは舞台出身で、作品のムードメーカーとして欠かせない存在です。

出雲 麗音(演:篠原ゆき子)

捜査一課刑事。Season19より登場した女性刑事で、所轄の交通機動隊から捜一に異動してきました。

三浦の退職以来不在だった捜一トリオの3人目として加入し、伊丹・芹沢とバディを組んでいます。

曲者揃いの男性陣に混じって持ち前のバイタリティで奮闘し、着任当初は撃たれるアクシデントも経験(Season19第1話)。

以降は捜一に欠かせない紅一点として活躍中です。篠原ゆき子さんはインタビューで「出雲麗音と共に成長したい」と語り、この役に意欲を見せています。

米沢 守(演:六角精児)

鑑識課員。特命係の良き協力者で、右京の大学落語研究会の後輩という設定も持つ名鑑識マンです。

PS(プレシーズン)2からSeason14までレギュラー出演し、捜査資料の改ざんに関わった上層部への反発から警察学校教官への異動を命じられ特命係を去りました(Season14最終話)。

突然の「卒業」だったためファンも驚きましたが、後のSeason15でその異動理由が補足説明され、劇場版IVやスペシャル回で度々再登場しています。

現場を離れても右京との交流は続き、Season21では亀山と再会して喜ぶ場面もありました。

趣味は落語・鉄道・ギター等多彩で、事件の推理を芝居がかった語り口で披露する“米沢節”が人気でした。

六角精児さん演じる米沢はスピンオフ映画『米沢守の事件簿』の主役にも抜擢されるほどの人気キャラクターで、彼なくして『相棒』前半のコミカルさは語れません。

益子 桑栄(演:田中隆三)

鑑識課員。米沢守の後任的ポジションでSeason15から登場。

米沢同様に階級は巡査部長で、特命係に協力的な鑑識として活躍しています。

米沢ほどの個性派ではありませんが、寡黙で実直な職人肌の鑑識マンとして捜査を支えています。

角田 六郎(演:山西惇)

組織犯罪対策部 五課長(通称「暇課長」)。PS2から登場し、特命係の部屋にしょっちゅう入り浸ってはコーヒーを飲んで雑談していくムードメーカーです。

階級は警視。薫の淹れるコーヒーを目当てに特命係に顔を出すようになり、マイカップを棚に置いて勝手にコーヒーメーカーを使う図々しさも(笑)。

「ヒマか?」が口癖で、自分も暇を持て余している様子ですが、実はヤクザ対応や拳銃捜査のプロでいざというときはものすごい戦闘力を発揮するという設定もあり、そのギャップがファンには面白く映ります。

常にニコニコ穏やかで、特命係にとって数少ない理解者でもあります。

演じる山西惇さんは水谷豊さんとは『熱中時代』以来の旧知であり、『相棒』には欠かせない癒やし系レギュラーです。

大木 長十郎 & 小松 真琴(演:志水正義 & 久保田龍吉)

通称「大木&小松コンビ」。角田課長の部下と思われる組対部刑事で、角田と行動を共にし特命係の部屋に顔を出すことも多い二人組です。

ほぼ台詞はなく背景のように立っているだけですが、ファンの間では逆にそれが「存在感がある」としてネタにされています。

長年演じてきた久保田さんが2019年に急逝され、大木長十郎(志水さんの役)は劇中でも亡くなった設定となりました。

内村 完爾(演:片桐竜次)

警視庁刑事部長。階級は警視長で、捜査一課を統括する現場畑のトップです。

特命係のことを毛嫌いしており、ことあるごとに右京らを叱責する憤怒型キャラ。

権威主義で融通が利かない人物として描かれますが、ときに特命係の活躍を認める発言も漏らすツンデレな一面もあります。

シーズンを通して登場し、角田課長らとともにシリーズを支えてきた縁の下の力持ち的存在です。

中園 照生(演:小野了)

警視庁刑事部参事官。内村刑事部長の部下で腰巾着的存在。

こちらもPS1から登場し、上司・内村とともに特命係いびりに精を出す姿が定番です。

小野了さんのコミカルな演技で憎めないキャラとなっており、内村との掛け合い漫才のようなシーンは視聴者の笑いを誘います。

特命係が結果を出すと「さすが杉下警部!」と手のひら返しで褒める調子の良さも持ち味です。

大河内 春樹(演:神保悟志)

警視庁首席監察官。階級は警視正で、Season2から登場する警務部のエリート監察官です。

常にラムネ菓子をポリポリ噛んでいる癖から「ピルイーター」の異名を持ち、神経質で容赦ない取調ぶりで警察内部からも恐れられる存在。

当初は特命係に厳しい敵対者でしたが、物語が進むにつれ右京たちの実力を認め、必要に応じて協力してくれる理解者寄りの監察官になっていきます。

水谷豊さんとは別ドラマでも共演経験があり、神保さん自身「水谷さんは怖い人。芝居に厳しい」とコメントしていますが、『相棒』作中では絶妙な緊張感を醸し出す名コンビです。

衣笠 藤治(初代演:大杉漣 → 2代目演:杉本哲太)

警視庁副総監。Season15から登場した警視庁No.2の高官で、甲斐峯秋と対立する権力志向の官僚です。

当初は大杉漣さんが演じていましたが、2018年の大杉さん急逝により杉本哲太さんにキャスト交代しています。

劇中では設定上同一人物として扱われており、Season16途中から顔が変わったことについて明確な説明はありません(暗に「長期入院から復帰した」ような描写で対応)。

衣笠副総監は特命係を「警察組織の癌」とみなし解体を企む最大の敵役で、ことあるごとに右京たちを排除しようと策動しました。

一方、愛娘里奈を事件から守れなかった負い目から家族仲が悪くなるなど人間臭い面も持ち合わせています。

Season20で特命係の活躍に密かに感謝状を贈ったり、甘味を嗜みながら甲斐峯秋と語り合うシーンもあり、最近では単なる悪役にとどまらない深みが出てきました。

陣川 公平(演:原田龍二)

元生活安全部の巡査部長。自称「特命係預備軍」で、事件に首を突っ込んでは右京に弟子入り志願する憎めないお調子者です。

初登場はSeason3で、その後も毎シーズンのようにゲスト出演を重ねる名物キャラクターとなりました。

思い込みが激しく、毎回女性容疑者に惚れては痛い目を見るのがお約束で、その純粋さと暴走ぶりから「陣川くんの登場回にハズレなし」とまで言われる人気です。

Season22でも第3話に登場し、16年ぶりに亀山薫と再会するシーンが描かれました。

演じる原田龍二さん自身も「陣川は愛されキャラ」と語り、ファンからも愛される相棒随一の三枚目キャラです。

青木 年男(演:浅利陽介)

サイバーセキュリティ対策本部の特別捜査官→特命係巡査部長。Season15から登場。

もともと警視庁の特別顧問として特命係に協力していたITのスペシャリストですが、ある事件での不祥事により特命係に異動、以降杉下・冠城と行動を共にしました。

毒舌で捻くれ者ながら憎めないキャラで、右京に振り回されるコミカルな一面も。

Season20で冠城からの推薦もあり内閣情報調査室(内調)に転職し特命係を去っています。

演じた浅利陽介さんは加入当初こそ戸惑いもあったようですが、次第にシリーズに馴染み人気キャラとなりました。

ネット上では彼の裏表ある性格から「闇落ち青木」などとネタにされつつ、現在のところ再登場は未定です。

脇役キャラの登場年数と降板情報まとめ

『相棒』の脇役キャストたちは、長年シリーズを支えてきた功労者ばかりです。

登場時期や降板の背景を知ることで、各キャラクターの重みや存在感がより深く伝わってきます。

ここでは、主要な脇役キャラの登場シーズンや、退場のタイミング・理由などをまとめて紹介します。

三浦刑事はSeason12で退職という形で降板

三浦信輔(演:大谷亮介)は、Season1から特命係と関わってきた捜査一課のベテラン刑事。

丁寧な捜査と冷静な判断力で、視聴者にも根強い人気がありました。

Season12の「プロテクト」で、定年退職という“リアルな退場劇”を迎え、ファンに惜しまれながらシリーズを去りました。

米沢守はSeason14で退場も、その後も不定期登場

鑑識として数々の事件解決に貢献してきた米沢守(演:六角精児)。

Season14で山形県警への異動が描かれ、レギュラーとしては退場となりました。

しかし、のちのエピソードや劇場版にもゲスト的な再登場を果たしており、その存在感は今も健在です。

長寿キャラは伊丹・角田・中園など多数

『相棒』の魅力の一つは、シリーズを通して登場し続ける脇役キャラたちの安定感にあります。

たとえば、伊丹憲一(川原和久)角田六郎(山西惇)中園照生(小野了)などはSeason1から最新シーズンまで登場し続けています。

これにより視聴者にとっては“戻ってくる場所”のような安心感があり、長寿シリーズとしての魅力にも繋がっています。

右京との関係性が光る名シーン集

『相棒』の見どころは、事件解決だけではありません。

杉下右京と脇役キャラたちの人間関係が丁寧に描かれている点も、多くのファンを惹きつけています。

特に印象的なやり取りやエピソードを振り返ると、それぞれのキャラの魅力がより深く感じられます。

伊丹との皮肉交じりのやり取り

伊丹刑事との関係は、時に敵対しながらも、お互いの実力を認め合う独特の距離感が魅力です。

事件現場での「またお前らか!」という伊丹の台詞と、右京の涼しい返しは、もはやシリーズの名物やり取りとして愛されています。

徐々に信頼を深めていく過程が描かれており、シリアスとユーモアが混在する名コンビぶりを堪能できます。

米沢との友情あふれる情報提供シーン

米沢守と右京の関係は、事件解決のパートナーであり、時に良き理解者でもあります。

米沢が右京に“特命係にしか見せない顔”を見せる場面は、シリーズ通して多く見られ、彼の人間味がにじみ出ています。

事件の核心に迫る資料を手渡す場面では、言葉を交わさずとも通じ合う信頼関係が感じられ、視聴者をグッと引き込ませます。

角田課長のお茶シーンに癒される人多数

組対五課の角田六郎課長は、事件とは関係ないところでも視聴者を和ませてくれる存在です。

特命係にふらりと現れては、右京たちと一緒にお茶をすするその姿は、“相棒の癒し枠”として欠かせないものとなっています。

角田の「ヒマか?」という登場台詞は、番組ファンの間で広く親しまれ、毎回登場が待ち遠しい存在です。

相棒の脇役キャストが愛される理由

『相棒』において、主役コンビだけでなく脇役たちも強く支持されている理由があります。

リアリティある描写積み重ねられた関係性が、彼らの存在感を確かなものにしているのです。

ここでは、脇役キャストが長年にわたり愛され続ける理由を探っていきます。

名脇役たちの“リアルな警察組織感”

『相棒』の魅力の一つに、警視庁内部の組織構造をリアルに描いている点があります。

捜査一課・組対五課・鑑識・監察・警察庁など、現実に存在する部署の描写が細かく、登場する脇役たちがそれぞれの立場で職務を全うする姿に説得力があります。

これにより、まるで本物の組織を覗いているかのような臨場感が生まれ、視聴者を引き込みます。

長年演じることで培われたチームワーク

『相棒』の脇役キャストたちは、長年にわたり同じ役を演じ続けていることが多く、キャラクター同士の関係性が自然に深まっているのも魅力です。

役者同士の信頼やコンビネーションが、作中のやり取りにもにじみ出ており、それが視聴者の心に届いています。

新旧のファンから「またこの人の登場が楽しみ」と思わせる安定感も、愛される理由のひとつです。

この記事のまとめ

  • 相棒シリーズに登場する脇役キャストを歴代で紹介
  • 捜査一課・鑑識・警視庁幹部などの名脇役に注目
  • それぞれの役柄・登場シーズン・俳優名を一覧で掲載
  • 「トリオ・ザ・捜一」や角田課長の癒しポジションも紹介
  • 米沢守や三浦刑事など卒業組の最新情報もカバー
  • 大河内や衣笠など、特命係と対立する幹部キャラも網羅
  • 右京との名シーンや関係性の見どころも解説
  • シリーズの魅力を支える“もう一人の主役”たちに焦点

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