kinta777

東京P.D.

東京P.D.第4話ネタバレ感想 怖いのは犯人じゃない――実名報道が“検索窓に残す傷”と、謝罪では消えないもの

「実名報道には意義がある」――その言葉は、正しさの顔をしている。 でも第4話が見せたのは、その“正しさ”が遺族の生活を静かに壊す瞬間だ。悲しむ権利さえ奪っていく、あの追い回しの時間。 そして恐ろしいのは、放送が終わっても傷が終わらないこと。...
夫に間違いありません

夫に間違いありません第5話感想|守ると言った瞬間から、もう裏切りは始まっていた

「家族は絶対に裏切らない」――そう言い切った言葉ほど、脆く聞こえる瞬間がある。 『夫に間違いありません』第5話は、誰が悪いかを決める話ではなく、どこで戻れなくなったのかを突きつけてくる回だった。 正しさを選んだはずの人間が、気づかないうちに...
相棒

相棒11 第8話『棋風』ネタバレ感想 勝敗よりも残酷だった“自分の手で指す”という選択

相棒season11 第8話「棋風」は、将棋と人工知能の対決を描いた回ではあるが、見終わったあとに胸に残るのは勝敗の行方ではない。 そこにあったのは、人が人生のどこで「他人の手」を借り、どこで「自分の手」を選んでしまうのかという、静かで取り...
ヤンドク

ヤンドク!第4話ネタバレ感想|「正しい医療」と「救われる人生」は、同じじゃない

ヤンドク!4話は、医療ドラマとしての正解をなぞる回ではありません。 この回で突きつけられたのは、「命を救う」とは何を守ることなのか、という答えの出ない問いでした。 ヤンドク!4話の物語は、心臓外科と脳外科の対立を描きながら、視聴者自身の価値...
50分間の恋人

『50分間の恋人』第3話ネタバレ弁当は心を満たす。でも会社は恋を空腹にする

昼休みに食べるお弁当は、ただの食事じゃない。誰かが自分のために時間を使ってくれた証拠で、気遣いと好意が詰め込まれた、いちばん無防備な優しさだ。この物語は、その優しさがどこまで人を救えて、どこから人を追い詰めるのかを、静かに、でも容赦なく描い...
港に灯がともる

映画『港に灯がともる』ネタバレ「受け継いだ痛み」と「自分の人生」のあいだで

映画『港に灯がともる』は、震災後に生まれた世代が背負わされてきたものを、静かに、しかし逃げ場なく見せてくる作品です。 在日コリアン三世として生まれた主人公・灯が向き合うのは、震災の記憶でも、国籍そのものでもなく、「家族の感情が自分の人生に流...
パンチドランク・ウーマン

パンチドランク・ウーマン第4話ネタバレ 救いの顔をした暴力──水音が過去を呼び戻す場所で起きていたこと

この物語は、事件を追う話じゃない。人がどんな順番で壊されていくかを、静かに見せつけてくる話だ。 押収されたスマホ、突然の監視、理由の曖昧な失脚。表向きは手続きで、内側では感情が削られていく。その先に用意されていたのが、浴場という逃げ場のない...
相棒

相棒19 第12話『欺し合い』ネタバレ感想 なぜこの事件は“解決したのに後味が悪い”のか

相棒season19 第12話『欺し合い』は、給付金詐欺という現実に極めて近い題材を扱いながら、単なる勧善懲悪では終わらない物語として描かれました。 詐欺師を騙し返し、事件そのものは解決したはずなのに、視聴後に残るのは爽快感よりも、どこか冷...
リブート

『リブート』第3話ネタバレ 抱擁が“愛”じゃなかった夜、疑いは家庭の中で育ち始める

抱擁が“愛”じゃなかった夜、疑いは家庭の中で育ち始める——『リブート』が突きつけた後悔の温度 抱きしめられた瞬間に、わかる。これは再会の抱擁じゃない。ぬくもりを分け合うための腕じゃなく、嘘の体温を測るための腕だ。優しいはずの距離が、いちばん...
豊臣兄弟!

豊臣兄弟!第5話ネタバレ考察 嘘から出た実(まこと)同盟と熱意の残酷な正体

嘘は軽い。言った本人は、その場の空気をやり過ごすために放った一言を、翌朝には忘れている。けれど戦国では、その軽さが人の首を落とす重さに変わる。桶狭間の血が乾いたあと、世界を支配し始めるのは刃じゃない。噂、疑い、そして同盟という名の計算だ。藤...