WOWOW『夜の道標』 『夜の道標』第4話ネタバレ “みんなやってること”の正体
「みんなやってること」――この何気ない言葉が、第4話の核心を撃ち抜く。阿久津という“加害者”の背後で、平良と大矢がたどり着いたのは「親の会」という、社会が静かに正義を装った共同体だった。そこで語られたのは、優生手術という、国家ぐるみの暴力の記録。誰も悪意を持たないまま、誰もが“やってしまった”罪。『夜の道標』第4話は、個人の狂気ではなく、「正しさ」という名のシステムが人を壊していく過程を冷徹に描いている。
