ドラマ『スティンガース』ロケ地完全ガイド！撮影場所・聖地巡礼スポット・エキストラ情報まとめ

2025年夏ドラマ『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』は、緊張感あふれるおとり捜査とチームの絆が描かれる注目作です。その魅力のひとつが、リアルで印象的なロケ地の数々。

本記事では、スティンガースのロケ地・撮影場所を徹底調査し、聖地巡礼したい人のためにアクセス情報や特徴をまとめました。さらに、実際のエキストラ募集や目撃情報も紹介します。

撮影地を巡れば、ドラマの臨場感を自分の足で体験できるはず。この記事を読んで、あなたも『スティンガース』の世界へ一歩踏み込んでみませんか？

スティンガースのロケ地はどこ？主要撮影場所を徹底解説

『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』を観ていて、ふと心を掴まれる瞬間がある。

それは俳優の芝居だけでなく、舞台となるロケ地が放つ空気感だ。

本当にそこに「捜査の熱」と「人間ドラマ」が存在しているかのように錯覚させる力がある。

東京国際交流館 ― 警視庁会議室シーンの舞台

ドラマ冒頭で印象的なのは、玉山鉄二演じる西条巧が囮捜査検証室の趣旨を説明するシーンだ。

この舞台となったのが東京国際交流館。ゆりかもめ「東京国際クルーズターミナル」駅から徒歩数分のこの建物は、もともと国内外の研究者が集う知の拠点だ。

天井の高いホールや広々としたロビーは、単なる会議室以上の“権威”を醸し出す。ここでの会話はただの台本ではなく、国家規模の意思決定にすら見えてしまう。

実はこの場所は『リーガル・ハイ』『暗殺教室』など数々の作品でも使われてきたロケの定番スポット。けれど『スティンガース』では照明を落とし、影を強調することで「希望」よりも「緊張感」を際立たせている。

だから観ている私たちは、まるで国家の裏側に立ち会っているような錯覚に陥るのだ。

警察庁・UD日比谷ビル ― 捜査の中心地を再現

次に注目したいのが霞が関の警察庁と、千代田区内幸町にあるUD日比谷ビルだ。

外観に使われた本物の警察庁は、桜田門駅を出てすぐ。石造りの重厚なファサードは、組織の巨大さと硬直さを体現している。

一方で室内の捜査会議は、UD日比谷ビルで撮影されている。こちらは貸しオフィスを利用したもので、実際には民間ビルだが、無機質な蛍光灯や無表情な白壁が「組織の冷たさ」を逆にリアルに見せてくる。

ここで森川葵演じる二階堂民子や藤井流星演じる乾信吾が議論を交わす姿は、まるで正義と疑念の板挟みそのもの。ロケ地が持つ空気感が、キャラクターの葛藤を何倍にも増幅させているのだ。

私はこうした「本物」と「フェイク」を巧みに組み合わせる手法に、『スティンガース』の美学を感じる。現実と虚構の境界線を曖昧にし、観客に“これは現実に起こっているかもしれない”と思わせる仕掛けなのだ。

湾岸スタジオ・ピースタジオ ― 廃墟やオフィスシーンの定番

そして忘れてはいけないのが、フジテレビ湾岸スタジオと千葉県君津市にあるピースタジオ アクアスタジオ。

湾岸スタジオはフジの象徴的施設。ガラス張りの巨大な空間は、華やかなメディアの世界を感じさせる一方で、『スティンガース』ではそこを逆手に取り、閉ざされた密室感を演出している。

一方のアクアスタジオは、7階建ての廃墟ビルをまるごと撮影用に解放した異色の施設。錆びた鉄骨や剥がれ落ちた壁紙が、そのまま「犯罪の巣」を描き出す。

ここで繰り広げられる潜入シーンは、まさに視聴者の心臓を鷲掴みにする瞬間だ。登場人物が息を潜めるたび、こちらの呼吸も浅くなる。

実際に足を運べば、その異様な静けさや湿った空気に圧倒されるだろう。聖地巡礼という言葉が軽く思えるほど、ドラマと現実が溶け合う場所だ。

――こうして見ると、『スティンガース』の主要ロケ地は単なる背景ではない。キャラクターの感情や物語のテーマを“建物そのもの”に語らせている。

だから視聴者は気づかぬうちに、建築とドラマが織りなす心理戦に巻き込まれているのだ。

第1話〜最終話までのロケ地一覧とシーン紹介

『スティンガース』を追いかける楽しみのひとつは、各話で登場するロケ地を特定して「ここだったのか」と驚く瞬間にある。

その場所に立つと、画面の中で繰り広げられた緊張や駆け引きが、まだそこに残っているような錯覚を覚える。

ここでは、第1話から最終話まで登場した印象的な撮影スポットを、シーンとともに振り返っていこう。

第1話：品川駅港南口・喫茶シルビア綾瀬店・BLOW川崎

第1話は「潜入の始まり」を象徴する回だ。藤井流星演じる乾信吾が偽造パスポートを受け取ったのは品川駅港南口。ターミナル特有の人の流れと光の乱反射が、非日常を日常に溶け込ませていた。

さらに乾とD子が話していた喫茶シルビア綾瀬店は、昭和の匂いが色濃く残る喫茶店。ここで交わされた短いやりとりが、後の展開に大きく影を落とす。コーヒーの香りすら、何かの伏線に感じてしまうほどだ。

そして極めつけは、裏カジノ潜入の舞台BLOW川崎。派手なネオンとざわめきは、スティンガースの「裏の世界」への初めての足踏みを鮮烈に刻んだ。

第2話：とちぎわんぱく公園・ドクタージーカンズ・富士白糸ワンダーミュージアム

第2話は「仮面を被る日常」がテーマだったように思う。囮捜査で6人がカップルを装った公園は、栃木県のとちぎわんぱく公園。青空の下、笑顔で過ごす姿の裏に、緊張と欺瞞が漂っていた。

渋谷のクラブドクタージーカンズでは、YouTuberのパーティに潜入。煌びやかな照明が、逆にキャラクターの孤独や焦りを浮かび上がらせる。

そして衝撃的だったのが、廃墟ホテル富士白糸ワンダーミュージアム。壁だけが残された空間に閉じ込められる二階堂と乾。物理的な「閉塞感」がそのまま物語の緊張を支配していた。

第3話：Dazzle六本木店・FABRIC LOUNGE新宿・横浜迎賓館

第3話は「虚飾と真実の境界線」を描く。ぼったくりバー摘発の舞台となったのはDazzle六本木店。煌びやかなステンドグラスが並ぶその空間で、犯罪の闇が暴かれる瞬間は背筋が凍る。

投資詐欺のセミナー会場は、新宿歌舞伎町のFABRIC LOUNGE。豪奢なシャンデリアの下で語られるのは、虚構の夢。ここで交わされる一言一言が観る者を不安にさせた。

さらに「インド大使館」として使われたのは横浜迎賓館。本物の迎賓館が持つ品格が、国際スケールの陰謀をリアルに感じさせた。

第4話：トピレックプラザ・青海南ふ頭公園・旧満地トンネル

第4話では「人質事件と交渉」というシリアスな局面が描かれた。その舞台のひとつがトピレックプラザの屋上駐車場だ。

コンクリートの無機質な空間に身代金が運ばれ、上空からヘリが迫る。都会的でありながら、人の気配が消えた空間は異様な緊張感を放っていた。

また、青海南ふ頭公園では自転車とぶつかりそうになるシーンが撮影された。海辺の風が吹き抜ける広場は、本来なら穏やかな時間が流れる場所だが、ドラマでは逆に「非日常が日常に紛れ込む恐怖」を演出していた。

極めつけは心霊スポットとしても知られる旧満地トンネル。闇に沈む赤錆の壁面は、視聴者に「この先に何が待っているのか」と息を飲ませた。光と影のコントラストが、この回の不穏さを決定づけたといえる。

第5話以降：千葉市中央公園・anea cafe白金店・ファーマシーガーデン浦賀 など

後半戦に入った『スティンガース』では、物語のスケールが一気に拡大する。第5話で登場した千葉市中央公園は、市街地のど真ん中で行われた大規模な囮捜査の舞台。普段は家族連れや学生で賑わう広場が、一瞬で「犯罪と正義のせめぎ合いの場」へと変貌する映像は圧巻だった。

さらに、水上涼介が情報収集をしていたanea cafe白金店。ペット同伴可のおしゃれなカフェという日常的な空間に、捜査の緊張が持ち込まれる。そのギャップが、彼の孤独な心情をリアルに浮かび上がらせていた。

そして「恵み農園」として登場したのが、神奈川県横須賀市のファーマシーガーデン浦賀。青々と茂る果樹園の中で交わされた会話は、表面的には穏やかだが裏では組織の闇が進行している。自然の豊かさが逆に緊張を際立たせる、皮肉な舞台装置となっていた。

このように第5話以降は、都会と郊外、光と影、日常と非日常が複雑に交錯するロケ地が選ばれている。そこに立つだけで、視聴者の心は物語の続きを追い求めずにはいられなくなるのだ。

――こうして並べてみると、各話のロケ地は単なる背景ではなく、その回のテーマを象徴する装置だったと気づく。

『スティンガース』が観る者を惹き込むのは、役者の演技と同じくらいロケ地が物語を語っているからなのだ。

スティンガースの聖地巡礼スポットまとめ

ドラマ『スティンガース』を観て心を動かされた人にとって、ロケ地巡りは単なる観光以上の体験だ。

役者が立ったあの場所に、自分の足で立つことで「物語の余熱」をもう一度味わえる。

ここでは、聖地巡礼スポットの特徴と、訪れる際のちょっとしたコツを紹介していく。

ロケ地として選ばれた理由と雰囲気

『スティンガース』のロケ地は、単なる見栄えではなく物語のテーマを映し出す場所として選ばれている。

例えば、東京国際交流館はガラス張りのホールが象徴的で、国家規模の会議を思わせるスケール感を醸し出した。

一方で、富士白糸ワンダーミュージアムや木更津の廃墟ホテルは、剥がれ落ちた壁や静寂が「潜入の恐怖」をそのまま表現していた。

それぞれの場所は、背景ではなくキャラクターの心情を投影する鏡として機能しているのだ。

アクセス方法と巡礼のコツ

巡礼を楽しむには、下調べが欠かせない。特に都内のロケ地は駅から近い場所が多く、品川駅港南口や歌舞伎町三幸ビルは電車一本でアクセス可能だ。

一方で、千葉県や栃木県のロケ地は車やバス移動が必要になる。道の駅ごかやとちぎわんぱく公園は地方ならではの広がりを感じさせ、都会の緊張感とは違う空気を味わえる。

また聖地巡礼では、ドラマで映った「角度」を意識して写真を撮るのがおすすめだ。ファン同士がSNSで共有すると、そこに新たな“物語の断片”が生まれる。

そして何より大切なのは、周囲への配慮。一般施設や飲食店を利用する際は、地元の方々への感謝を忘れないことが、聖地巡礼を長く楽しむ秘訣だろう。

――こうしてロケ地を巡ると、『スティンガース』はただのテレビドラマではなく、自分自身が参加できる体験型の物語に変わっていく。

カメラが切り取った一瞬と、現実に広がる景色が重なる瞬間、その境界線で胸が高鳴るのを感じるはずだ。

だから聖地巡礼は、ドラマを「観る」から「生きる」へと変える魔法なのだ。

目撃情報＆エキストラ募集の裏側

『スティンガース』の放送が始まると同時に、SNSには「ここで撮影してた！」という声が次々と上がった。

街角での偶然の目撃や、エキストラとして参加した人の証言は、公式発表とはまた違った生々しさを持っている。

ここでは、そうした目撃情報と、エキストラ募集の裏側について掘り下げていく。

実際に参加した人の声

ロケ現場で一番多く目撃されたのは、やはり歌舞伎町や品川駅周辺だ。

通行人として映り込むシーンが多いため、エキストラとしての参加も比較的しやすい。SNS上には「夜の撮影で藤井流星さんを間近で見られた」「森川葵さんがリハ中も役に入り込んでいた」といった熱量の高い声が並んでいた。

また、郊外ロケでは地元の人々が協力し、旧満地トンネルや道の駅ごかでの撮影に立ち会った人も多い。普段は静かな場所が一気にざわめきに包まれる瞬間、その場の熱気はまさに「ドラマが現実に降りてきた」ようだったという。

今後の募集の可能性は？

現時点で公式サイトから大規模なエキストラ募集情報は確認できなかった。

ただし、フジテレビ系列のドラマはこれまでも「フジテレビクラブ」や「芸能事務所のエキストラ登録」経由で突発的に募集されるケースが多い。特に群衆シーンやパーティー会場のシーンでは、一般参加が欠かせないため、今後も募集が行われる可能性は高いだろう。

また、SNS上で「◯月◯日にこの場所で人が集められていた」といった投稿が流れることもある。そうした“現場のざわめき”をキャッチできるかどうかが、参加のチャンスを広げる鍵になる。

――目撃情報やエキストラ体験談を集めていくと、『スティンガース』が単なるフィクションではなく、街の空気や人の協力で支えられていることがよくわかる。

カメラの前に立つ俳優だけでなく、背景に映り込む数秒の群衆までが物語を作り上げているのだ。

それはまさに、視聴者一人ひとりも「スティンガース」の一部になれる可能性を示している。

スティンガース ロケ地巡りを楽しむためのポイント

ロケ地巡りはただの「観光」ではない。

カメラが切り取った世界と、現実の風景が重なる瞬間にこそ、ドラマの余韻が蘇る。

『スティンガース』をより深く味わうために、巡礼の視点と楽しみ方を押さえておきたい。

ドラマファンが撮影地で感じる“臨場感”

実際にロケ地に立つと、テレビ画面越しでは気づけなかったものが見えてくる。

例えば喫茶シルビア綾瀬店の椅子の配置、旧満地トンネルの湿った空気、東京国際交流館の天井の高さ。

どれも映像では数秒しか映らなかったが、現場では五感で味わえる。「乾信吾がここで立ち止まった」「民子が見上げた視線はこの角度だった」――そんな細部に気づいた瞬間、画面の外に広がる物語を感じることができる。

つまり、聖地巡礼は“ストーリーを追体験する儀式”なのだ。

近隣グルメ・観光スポットとの合わせ技

ロケ地巡りをより豊かにするのは、周辺の町歩きだ。

品川港南口での撮影後は駅ビルで海鮮丼を楽しみ、BLOW川崎近くでは川崎大師やラーメンを味わえる。

千葉のインターナショナルリゾートホテル湯楽城を訪れるなら、温泉スパでドラマの緊張をほぐすのもおすすめだ。

また、栃木のとちぎわんぱく公園や茨城の道の駅ごかは家族連れでも楽しめるスポット。撮影シーンを思い出しながら、のんびり自然を味わえる。

ロケ地だけでなく、その町の息遣いごと体験すること。それが『スティンガース』巡礼を「旅」に変える秘訣だ。

――つまり聖地巡礼は、ドラマの余韻を延長する行為であると同時に、自分自身の時間を彩る体験でもある。

ロケ地に立ち、カメラが捉えた光景を心に重ね、さらに地元の味や風景を味わう。

そのすべてが混ざり合ったとき、初めて『スティンガース』の物語は“自分の記憶”として刻まれるのだ。

スティンガースのロケ地・撮影場所を巡って物語の熱を追体験しよう【まとめ】

『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』は、物語そのものが濃厚であると同時に、選ばれたロケ地が視聴者の心を揺さぶる仕掛けになっていた。

警視庁の威圧感、喫茶店の温もり、廃墟の不気味さ――それぞれの場所はキャラクターの感情やテーマを映し出す「もうひとりの出演者」だったと言っていい。

だからこそ、聖地巡礼は単なる観光ではなく物語を自分の足で追体験する行為になるのだ。

この記事で紹介したように、都内のロケ地はアクセスがしやすく、誰もが気軽に訪れることができる。

一方で、千葉や栃木などの郊外スポットは、足を運ぶことで非日常の空気を肌で感じられる。

現場に漂う湿度や匂い、光の入り方までを味わうことで、映像の記憶が自分の体験に変わるのだ。

また、エキストラ参加や目撃談からもわかるように、『スティンガース』は俳優だけでなく、そこに集まった人々や町全体が織りなした作品だった。

画面に映らない一瞬一瞬にも物語は宿り、視聴者はそれを拾い上げながら心を震わせる。

そうした「裏側」まで感じ取れるのも、ロケ地巡りならではの魅力だろう。

――さあ、もしこの記事を読んで「行ってみたい」と思ったなら、その気持ちのまま一歩を踏み出してみてほしい。

カメラが切り取った世界と、自分の視線で捉える現実が重なる瞬間、ドラマは再びあなたの心に蘇る。

『スティンガース』のロケ地を巡る旅は、ただのファン活動ではない。そこには「物語の熱」をもう一度味わう体験が待っているのだ。