「殺した夫が帰ってきました」第2話ネタバレ感想|過去と今が交錯する“夫婦再構築”の罠

殺した夫が帰ってきました
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まさか、もう一度この人を信じようと思うなんて——。

WOWOWドラマ「殺した夫が帰ってきました」Season2第2話では、“夫を殺したはず”の茉菜が、再び夫・和希の優しさに心を揺らし始めます。

知らない友人、警官との親しげな会話、過去のトラウマ…すべてが茉菜の警戒心を刺激する中、彼女が見た“真実”とは?この記事では、物語の核心に迫る感情の揺れをアユミ目線で紐解きます。

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「死んだはずの夫が帰ってきた——」
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この記事を読むとわかること

  • 茉菜の心が揺れる“信じたいけど疑う”心理
  • 和希の言動に潜む違和感とその意味
  • 過去のトラウマが現在の関係性に及ぼす影響
  1. 「夫は何も変わっていない」と思いかけた瞬間、山中に現れた白骨遺体が全てを裏切る
    1. 信じたくなる“優しさ”の罠。和希の看病が引き出す茉菜の揺れ動く心
    2. “警官”という存在が投げかける、罪の記憶と恐怖の再燃
  2. 「誰?」が問いかける、本当に見知らぬ“夫の顔”
    1. カフェの向かいから監視する茉菜の視線に映るのは、過去か現在か
    2. “妻”として名乗ったその瞬間にこぼれた、微かな安心と違和感
  3. 「親友」と「母」。過去に閉じ込められた少女のまま、大人になった茉菜
    1. 親に認められなかった“子ども時代”が、今も彼女の判断を鈍らせる
    2. 唯一の親友・寧々とのエピソードが照らす、“自分を信じる”力の意味
  4. 「何もなかった」と言える人間に、人はどこまで心を預けていいの?
    1. スマホを覗く罪と、覗かせる余白が語る“本当の距離”
    2. 「言ってくれれば見せたのに」——そのセリフに、真実はあったのか?
  5. 「あの人の目に映る“私”は、誰?」——信頼よりも怖い“自己像”の揺らぎ
    1. 「自分がどう見られているか」への不安は、恋より深く心を蝕む
    2. 「信頼されたいけど、本音を知られるのが怖い」——心の矛盾に気づいたとき
  6. 殺した夫が帰ってきました第2話の感情と謎をひも解くまとめ
    1. 揺れ動く信頼と不信の境界線。次に崩れるのは、誰の心か?
    2. あなたなら、“この人”をもう一度信じられますか?

「夫は何も変わっていない」と思いかけた瞬間、山中に現れた白骨遺体が全てを裏切る

雨の日の記憶は、どうしてこうも胸を締めつけるのだろう。

傘をささずに歩いたあの夜。冷たい雨が肌を刺し、心を溶かしたあの日。

それは、茉菜にとって「信じてはいけない相手」を、もう一度信じようとしてしまった夜だった。

信じたくなる“優しさ”の罠。和希の看病が引き出す茉菜の揺れ動く心

第2話で描かれたのは、茉菜の“心の揺らぎ”でした。

彼女が見たのは、夫・和希の優しさ。

それは、ずぶ濡れで帰宅した彼女を気遣い、熱を測り、買い物に行き、タブレットを渡すという一連の行動の中にありました。

裏があるかもしれないと頭では思っているのに、心が勝手にほぐれてしまう。

それが人間の“記憶”の弱さであり、共に過ごした時間がもたらす“信じたい”という願望なのだと、私は感じました。

でも、その優しさは“真実”ではないかもしれない。

和希は「何も隠していない」と言います。スマホも見せてくれる。疑わしい履歴もない。

それなのに、私たちはなぜ、どこかでまだ疑っているのでしょうか?

それはきっと、人が“見せる優しさ”が、必ずしも“誠実さ”とは限らないと知っているから。

茉菜は“信じる”ことと“許す”ことの狭間で揺れていました。

和希が眠る横でスマホをのぞく彼女は、その指先に「まだ完全には信用していない」心の声を乗せています。

和希がそれに気づき「言ってくれれば見せたのに」と言ったとき、私はふと思ったのです。

このセリフは果たして本当に“誠意”なのだろうか?

「見せたのに」と過去形で語ることは、今後は見せないかもしれない、という裏返しにも聞こえます。

それでも茉菜は一度、“この人をまた信じてみよう”という小さな一歩を踏み出しました。

でも、それこそが罠なのかもしれない。

“警官”という存在が投げかける、罪の記憶と恐怖の再燃

そしてもうひとつ、この第2話で重要な意味を持つ人物がいます。

和希の“友人”である警官・羽瀬です。

なぜ、和希は警官と“そんなに親しげ”なのでしょうか?

茉菜の視点で見ると、それはとても恐ろしいことです。

なぜなら、茉菜は「和希を殺した過去」を抱えているからです。

彼女にとって、警官=真実を暴く存在です。

どんなに今が穏やかでも、少しのきっかけで“あの夜”が暴かれてしまうかもしれない。

その恐怖と緊張が、茉菜の全ての行動を“疑念”へと変えていきます。

羽瀬との出会いのエピソードは、一見すれば偶然と親切心から始まった友情に見えます。

でも、それが“本当に偶然”なのかどうか、私たちはまだ知らない。

そしてもう一つの出来事が、茉菜の“信じたい心”を、もう一度突き落とします。

山の中で見つかった白骨遺体。

大雨によって土砂が流され、顔を出したその“なにか”は、過去の罪の象徴かもしれない。

もしそれが“和希の遺体”だったら?

だとしたら、“今ここにいる彼”は一体、誰なのでしょうか?

この瞬間、茉菜が信じようとしたすべてが、根元から崩れていくのです。

私はこの場面で、息が止まりそうになりました。

人間の“信頼”って、こんなにも簡単に揺らいでしまうものなの?

そして、思うのです。

信じたい人がいることは、幸せかもしれない。

でも、その人が“誰か分からない”可能性があるなら、それは同時に、最も残酷な呪いなのかもしれません。

「誰?」が問いかける、本当に見知らぬ“夫の顔”

“知っているはずの人が、知らない顔をしている”。

それは、愛していた人が最も遠く感じられる瞬間。

茉菜はその不安を確かめるために、今日も喫茶店の向かいに座る。

カフェの向かいから監視する茉菜の視線に映るのは、過去か現在か

“LARGO”という喫茶店。

名前だけ聞けば洒落た場所に思えるその店の前で、茉菜はじっと目を凝らす。

和希の「行きつけの店」だと彼が言ったから。

でも、その彼はその店に入らない。

彼はただ通り過ぎ、そして、見知らぬ“警官”と親しげに話していた。

その様子を見つめる茉菜の目は、好奇心ではない。

恐怖と、不信と、ほんの少しの希望

「私が知らない彼の顔」に、どうか“裏切り”の色が混じっていませんように——。

でも私は思うんです。

茉菜のその行動こそが、もうすでに「夫婦の信頼」を失っている証なんじゃないかと。

なぜなら、“信じていれば、覗かない”から。

愛は、時に警戒心という形で現れます。

それでも彼女が見つめていたのは、今の和希じゃない。

かつての「和希に似た誰か」なのかもしれません。

“妻”として名乗ったその瞬間にこぼれた、微かな安心と違和感

そして、偶然の再会。

和希と警官・羽瀬の前に、茉菜が現れる。

ここで彼女が取った行動——それは、「妻です」と名乗ることでした。

私、この場面にすごく複雑な気持ちになったんです。

そのセリフは、とても自然で、むしろ嬉しそうにすら見える。

だけど、その「妻」という立場は、果たして“現在の事実”なのでしょうか?

それとも、“もう戻れない関係を、必死に演じている”だけなのか。

そしてさらに驚いたのは、羽瀬の口から語られた“出会いの偶然”。

スマホのバッテリーが切れ、困っていた羽瀬を和希が助けたと。

その物語はあまりにも“出来すぎている”

きっと私だけじゃないと思います。

「本当に偶然?」と疑ったのは

羽瀬は警官、和希は“記憶を失っていたはずの夫”。

その二人の関係が偶然とは思えないほど、このドラマは“必然的な違和感”で満ちているんです。

そして私は、茉菜の言葉と表情から“ふたつのこと”を感じ取りました。

  • 少しだけ安心した顔
  • でもまだ疑っているまなざし

安心と不安が同居する瞬間。

まるで、恋をしたばかりの頃のように

でも、決定的に違うのは「一度壊れた関係は、かつての恋と同じ形には戻らない」ということ。

このドラマが描いているのは、“信頼の再構築”ではなく、“疑念の蓄積”なのかもしれません。

そして茉菜は、和希の目の奥にまだ見えない「何か」を感じている。

だからこそ、私はこのシーンをこう読みました。

「夫」として名乗ったのは和希じゃない。

「妻」として演じたのは茉菜だった。

どちらも、ほんの少しだけ嘘をついていた。

それでも、二人は“夫婦”をやり直そうとしているように見える。

でも、本当にそうなのか?

——そう問いかけたくなるほど、このドラマは「信じることの危うさ」を丁寧に突いてくるんです。

「親友」と「母」。過去に閉じ込められた少女のまま、大人になった茉菜

人は大人になるにつれて、過去を乗り越えたふりをする。

でもそれは「癒えた」わけじゃなく、ただ「棚にしまった」だけなのかもしれない。

茉菜という女性はまさに、過去に今も囚われたまま生きているように見えました。

親に認められなかった“子ども時代”が、今も彼女の判断を鈍らせる

第2話で描かれた茉菜の過去には、思わず目をそむけたくなるほどの痛みがありました。

彼女の母・亜美が放った言葉——「お前なんか生まなきゃよかった」

この一言が、茉菜という人間の根底に深く刺さっているのです。

親からの愛情を得られなかった人間は、「自分が誰かの愛に値する」と信じることができません。

だからこそ、他人の優しさにすがってしまう。

そしてその優しさが偽物であったとき、簡単に崩れてしまう。

茉菜の行動ひとつひとつには、その“根っこ”が見え隠れします。

職場での失敗に過剰に落ち込み、「この仕事だけは失いたくない」と涙ながらに訴える彼女の姿。

それは単なる仕事への執着ではなく、「自分の存在意義」をつなぎ止めようとする必死さなんですよね。

私はこのシーンで、茉菜の強さと脆さを同時に見た気がしました。

生きることそのものが、彼女にとっては“闘い”なんだと思います。

誰も味方してくれなかった過去が、今も彼女の「他人への信頼」を奪っている。

そのせいで、和希という“本当の敵かもしれない存在”を、信じることが怖くもあるし、嬉しくもある。

唯一の親友・寧々とのエピソードが照らす、“自分を信じる”力の意味

そんな茉菜の過去の中で、ひと筋の光のような存在がありました。

唯一の親友・寧々。

彼女との関係は、物語の中でも数少ない“あたたかさ”を感じさせてくれます。

ふたりは、他人の評価に左右されやすい年齢の頃に出会い、互いのコンプレックスや感性を共鳴させながら心を通わせていった

特に印象的だったのは、洋服を通じて芽生えた“自己表現”の芽。

自作の服に失敗して落ち込む寧々に、茉菜が代わりに服を作ってあげたエピソード。

その時の寧々の言葉が、今の茉菜の根を支えているのです。

「才能がある、デザイナーになれる」

それは、誰にも認められなかった茉菜にとって、はじめて受け取った“信じる力”だったのだと思います。

でもここでも私は、ひとつの不安を感じてしまいました。

茉菜が語る「寧々」は、すべて過去形で語られている。

まるで、もう会えない人であるかのように。

喧嘩別れなのか、それとも別の理由なのか。

どちらにせよ、その“光”さえも、今の茉菜にはもう届いていないのかもしれない。

自分を信じてくれた人を失った経験。

それは同時に、自分を信じる力をも一緒に失うことになる。

だから茉菜は、和希の目の奥をじっと見てしまう。

「この人は、私を信じてくれる人なのか?」

その問いを、何度も心の中で繰り返している。

でも、本当に必要だったのは——

「自分で自分を信じる強さ」だったのかもしれません。

茉菜がそれに気づく日は来るのでしょうか?

それともこのまま、他人の目にすがりつづける人生を歩いてしまうのか。

私は彼女に、そっと肩を叩いて言いたくなるのです。

「あなたは、あなたのままでいいんだよ」と。

「何もなかった」と言える人間に、人はどこまで心を預けていいの?

「信じる」という行為には、勇気が必要です。

でもその勇気は、“何も疑わない”という意味じゃない。

むしろ、疑った上で、それでも預けようとする心こそが、真の信頼なんだと思うんです。

スマホを覗く罪と、覗かせる余白が語る“本当の距離”

深夜、和希が眠る横で、そっと彼のスマートフォンを手に取る茉菜。

このシーンは、私にとってとても痛々しく、でもリアルなものに映りました。

スマホを覗く行為——それは誰がどう見ても「信用していない」証です。

でも、茉菜はどうしても確かめたかった。

「この人の中に、自分が知らない闇があるかもしれない」という不安が、どれだけ日常を蝕んでいたか。

それは、信じたい気持ちと疑う本能のせめぎ合いでした。

一方で、和希はその行動に目を覚ましながら、怒りもせず、こう言うんです。

「言ってくれれば見せたのに」

私はこのセリフを聞いて、少し違和感を覚えました。

それって優しさ?それとも、演技?

本当に「何も隠してない」人って、こういう反応をするものなの?

茉菜が疑ったことを責めず、むしろ「自分は透明だ」と主張する和希の態度には、どこか作為を感じてしまう。

「何もないよ」と言われるほどに、「何かあるんじゃないか」と思わせる。

それが人間の感情のリアルだと私は思います。

スマホの中には、盗撮のように撮られた茉菜の写真がありました。

和希は「嫌なら消す」と言うけれど、その前に“なぜ撮ったのか”を語らない。

この行動自体に、和希の心の奥が少し見えた気がします。

彼は、茉菜の知らないところで彼女を「記録」していた。

それは愛かもしれない。でも同時に、「監視」の延長にも感じる。

そう思うと、ふたりの間にはまだ、“本当の対等さ”が存在していないように感じました。

「言ってくれれば見せたのに」——そのセリフに、真実はあったのか?

このセリフ、何度も頭の中でリピートされます。

「言ってくれれば」

でもそれって、逆に言えば「言わなければ、見せる気はなかった」ってことでもあるんですよね。

和希は、過去の記憶を失っていると言います。

でも、それが本当なのかどうかはまだ分からない。

記憶を失った人間が、こんなにも穏やかでいられるのだろうか

そして、“和希としての人格”がまったく同じように存在しているのも、私にはどこか不自然に思える。

人は、本当の意味で「何もなかった」と言い切れるだろうか。

もしその言葉に一片の曇りがあるなら、それはもう“嘘”なのかもしれない。

茉菜はその曇りを、無意識に感じ取っていた。

だからスマホを覗いたし、だから「信じたい」と思いながらも、「信じきれなかった」。

和希が本当に“彼”であるのか、まだ茉菜には確信が持てない。

そして、私たち視聴者もまた、彼の優しさに“なにか”が混ざっていることを感じ取ってしまう。

それは決して、ドラマの都合だけではない。

私たち自身が、「完璧な優しさ」にどこか違和感を覚えるようにできているから。

だから私は、あのセリフにこう問い返したい。

——「言ってくれれば見せたのに」?

じゃあ、どうして“言わせる空気”を作らなかったの?

この問いに答えられない限り、和希はやはり“何かを隠している人”なのだと思います。

「あの人の目に映る“私”は、誰?」——信頼よりも怖い“自己像”の揺らぎ

この第2話を観ていて、ふとこんなことを思ったんです。

茉菜は和希を疑っているように見えるけれど、本当は——

「和希の目に映る自分が、どんな人間に見えているのか」が怖いんじゃないかな、って。

「自分がどう見られているか」への不安は、恋より深く心を蝕む

スマホを覗いたあの夜。

茉菜は、和希のLINE履歴でも連絡帳でもなく、写真フォルダを見ていたんですよね。

その中には、自分がこっそり撮られていた写真がたくさんあった。

——これって、“見られていた証拠”です。

でもそれが、まるで日記のように整然と保存されていたことで、「私って、この人にどういう存在として記録されていたんだろう?」と、茉菜は心の奥をざわつかせたんじゃないでしょうか。

愛されていたのか、観察されていただけなのか。

それを確かめる術は、どこにもないんですよね。

「信頼されたいけど、本音を知られるのが怖い」——心の矛盾に気づいたとき

これ、私もすごく思うんですけど……

人って、ほんとは“信頼されたい”のに、信頼されるほど怖くなったりしませんか?

たとえば、弱ってるときに優しくされたら涙が出そうになるのに、

「本当に私のこと、ちゃんと見てくれてるのかな」って、疑ってしまったり。

茉菜もたぶん、そんな“矛盾”を抱えてる。

和希に心を開きたい。でも、それによって“自分の弱さ”がばれてしまいそうで怖い。

だから、ちょっと開いたら、すぐまた閉じる。

信頼って「見せ合う」ことだけど、同時に「見られる怖さ」を引き寄せるものなんだなと、改めて感じました。

茉菜は“和希という鏡”に、自分の姿をずっと探してる。

そしてその鏡が歪んでいたら、自分の輪郭まで見失ってしまう。

——それって、「殺したはずの夫」が戻ってくる、という出来事よりも、

もっとじわじわと精神をむしばむ“恐怖”なんじゃないかな。

殺した夫が帰ってきました第2話の感情と謎をひも解くまとめ

信じたいけれど、信じられない。

そして信じられないからこそ、ほんの少しの優しさにすがってしまう。

第2話はまさに、そんな“信頼と疑念”のあいだで揺れ動く感情のドラマでした。

揺れ動く信頼と不信の境界線。次に崩れるのは、誰の心か?

茉菜の心は、まるで氷の上を歩いているようでした。

和希の行動ひとつひとつに、安心と違和感が入り混じる

喫茶店に入らず通り過ぎる姿、警官との親しげな会話、自宅での看病。

その全てが「普通」だからこそ、逆に“不自然”に見えるんです。

和希の「変わっていない」部分は、きっと茉菜にとっては喜びであるはず。

でも、彼女がかつて“殺したはずの夫”に戻ってきてほしいと望んでいるわけではない。

ただ「過去と向き合えるなら、もう一度やり直してもいいかもしれない」

そう思った、その矢先——

山中から白骨遺体が発見される。

この“物理的な証拠”が一気に空気を変えました。

「誰なのか分からない」「でも、もしかして…」という不気味な疑念。

そして、和希が今も“本当に和希であるのかどうか”という最大の問い。

このドラマは、「何が真実か」ではなく「誰を信じたいか」を私たちに問いかけている気がします。

それはすごく人間的で、だからこそ、胸が痛い。

あなたなら、“この人”をもう一度信じられますか?

私がずっと考えていたこと。

それは、もし自分が茉菜の立場だったら——

“この人”をもう一度信じられるだろうか?

過去に自分を傷つけた人。

死んだはずの人。

でも目の前にいて、やさしくて、笑ってくれる人。

それが本当に同じ“彼”なのかどうか、確信は持てない。

それでも、「またやり直せるかもしれない」と思わせてくる。

このドラマは、そんな“再構築”の可能性と、そこに潜む危うさを見せてくるんです。

和希の「言ってくれれば見せたのに」

茉菜の「妻です」という名乗り

寧々の「あなたは才能がある」

——それぞれのセリフが、どこか過去と現在をつなぐ“糸”のように感じました。

でもその糸は、いつ切れてしまってもおかしくないくらい細くて脆い。

そして、次に“切れる”のは、その糸ではなく、誰かの「心」かもしれない

第2話を観終わったあと、私は深く息を吐きました。

怖い。でも、観るのをやめられない。

それはきっと、このドラマが「自分の中にある不安」を代弁してくれているからだと思います。

あなたなら、“この人”をもう一度信じられますか?

その問いが、次回も私たちを深く潜らせてくれることでしょう。

あとは、確かめるだけ。

“信じたはずの人”は、本当にあの人?
『殺した夫が帰ってきました』第2話、その優しさの裏にあるもの。
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この記事のまとめ

  • 和希の優しさに茉菜の警戒心が揺れる第2話
  • 警官の友人登場で過去の罪への不安が再燃
  • 「妻」としての振る舞いに隠された茉菜の葛藤
  • 親に否定され続けた過去が彼女の判断を狂わせる
  • 唯一の親友・寧々が与えた“自信”の記憶
  • スマホを覗く行為が物語る夫婦間の距離
  • 和希の「見せたのに」に潜む不信の種
  • 山中の白骨遺体の出現で揺らぐ“現実”
  • 「私は誰にどう見られているのか」への恐れが核心に
  • 信じたい気持ちと疑念の間で揺れる“再構築の罠”

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